2025年10月26日

ハルくんの訃報

白雪姫&海老蔵の息子のハルくんが
9月29日の朝永眠したとご連絡いただきました。
9歳5カ月でした。

8月中旬頃から食べているのに1キロ体重が減ったとのことで
動物病院に行ったところ、血液検査では貧血気味であり、
若干心雑音がありレントゲンで心臓が大きく、
腹水があるので、心臓の問題だろうとピモハートを処方されたそうです。
(腹水、貧血とのことで、私はFIPを心配しました)

その後2週間くらいしても体重が減っていく一方で
開口呼吸をするようになったため、再度病院へ行ったところ、
触診で内臓に肉芽腫のようなものがあると指摘されたそうです。
その他、血液をPCR検査に出してFIP陰性、
BNPの検査をして58.9なので心臓はそこまで進行していない、とのことで
さらに2週間ピモハートを投薬してから肉芽腫をとる、というような
お話になったそうです。

私としては、腹水をPCR検査しなくては意味ないし、
ピモハートを飲むなら、心エコーしたほうがいいし、
(効いているかどうかの判断のためにも)
肉芽腫があるならFIPかリンパ腫の可能性が高く、
それらならば、一刻も早く治療をしなくては……と
思いましたので、別の病院にも相談してみることを
強くお勧め致しました。

オーナーさんもセカンドオピニオンの必要性を感じていたようで
早急に他の病院に行く準備をしてくださいましたが、
休診日等が重なってしまったところ、
ハルくんが突然立てなくなったとご連絡がありました。
それは血栓が飛んだ可能性が高いので、
救急病院を探してすぐに診ていただいたほうがよいと申し上げました。
1軒目の救急病院ではできることが限られるとのことで
転院した病院で、全身にがんがあり、どんな医師にも難しい状態、と
告げられたそうです。その後急変してしまったとのこと……。

立てなくなってからが急だったので、
オーナーさん方は、まだ信じられないお気持ちだと思います。
心疾患なら、薬を飲んでいればまだまだ生きられる、と
思われていたと思うのです。
私も、もっと早く、もっと強く
セカンドオピニオンをお勧めすべきだったと後悔しています。

逐一ご報告くださり、セカンドオピニオンの準備、
救急病院を探して、遠いところまで連れて行ってくださった
オーナーさんには心から感謝しています。
ハルくんを大切にしてくださって本当に有難うございました。
そして、ハルくんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

補足:
血栓は、おそらく腫瘍由来だと思います。
腫瘍ができると、がん細胞は血管を勝手に作り、
栄養をがん細胞にとりこむようになりますが、
その時、老廃物のようなものを血管に捨てるそうです。
ですので、腫瘍が大きくなるにつれ、血管内には
がん細胞の老廃物のようなものがたまり、
それが血栓となってしまうことがよくあります。

フレイ君の時も最後は血栓ができましたし、
キリヲくんも血栓に悩まされました。
キリヲくんは、血栓が足先に飛んだのだったかな、
致命的なものではなく、血栓予防薬を飲み始めました。
しかし、血栓予防薬は血液をサラサラにし、凝固しにくくするため、
血が止まりにくくなるという問題があります。
自壊した腫瘍からの出血が止まらなくなり、
オーナーさんが途方に暮れたことがありました。
手を放すと血が噴き出る、というので、
私が、代わりに検索して救急病院いくつかに連絡を取ったところ、
自壊した腫瘍からの出血は圧迫しかないと言われ、
オーナーさんに、ひたすら圧迫頑張って、と伝えたことがあります。
(腫瘍の部分は皮膚もボロボロになっているので
縫うということができず、病院に連れてきてもらっても
ひたすら圧迫するだけとのことなので、それなら自宅でもできるよね、と)

予想もしないこと、急なことが起きますから、
闘病は本当に大変だと思います。
お困りの時は、いつでもご連絡くださいね。

posted by RIEN at 18:21| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | お悔やみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月19日

心臓の新薬の治験は対象外でした。残念?

むぎくんがお世話になっている循環器専門の先生が
アメリカで承認されたばかりの心臓の新薬
Felycin-CA1(ラパマイシンの徐放剤)の治験を開始すると伺い、
私の猫たちで治験対象になる猫がいれば、参加したい旨、
むぎくんオーナーさん経由で申し出ました。

現在治療中の、パンダ、伏姫、カベルネと
グレーゾーンで様子見中のナイラ、きつつきの
これまでの検査結果をお送りしたところ、
カベルネ、ナイラ、きつつきが対象になるかも?との
お返事をいただき、本日検査を受けに行ってきました。

治験対象となる猫の条件は、
@糖尿病、甲状腺機能亢進症等の他の疾患がないこと
A初期の心筋症であること(心筋厚が6ミリ以上であること)
B非閉塞性心筋症であること
だそうです。

閉塞性心筋症とは、心筋が異常に厚くなることで、
左心室から大動脈への血流が妨げられる(=閉塞が起こる)状態を指します。

メインクーンやラグドール等の遺伝性心筋症(HCM)の場合は、
心臓に負担がかからなくても心筋が肥大していってしまいます。
この場合は、非閉塞性のことが多く、心筋が肥大することで
二次的に僧帽弁前傾運動(SAM)が起き、閉塞性に移行する場合もあります。

遺伝性ではないHCMの場合、SAMが先行し、心臓に負担がかかることにより
心筋が肥大していくことが多いです。
そして、SAMが先行する場合は、閉塞性になることが多いです。

(以上、chatGPTの説明ですが、循環器専門の先生もこの認識のようです)

私の猫たちは、SAMが先行し、βブロッカーのテノーミンで
症状がよくなることから、閉塞性の心筋症と考えられます。
ですので、今回の治験の対象ではない可能性がある、と
わかってはいましたが、新薬のことなどもお伺いしたかったので、
とりあえず、カベルネ、ナイラ、きつつきを連れて行きました。

全身的な血液検査、血圧、エコーの検査をしていただきました。
血液検査と血圧は問題なかったのですが、
エコーでは、全員心筋厚が4.5o程度だったため、
心筋症と診断されず、治験対象外となってしまいました。

逆に、専門医2人による入念なエコーの結果、
心臓には問題ないことがわかったので、
よかったといえばよかったのですが……。
(往復6時間かけてお高い健康診断を受けただけになってしまいました。
もし、治験OKとなっていたら、定期的に相模原まで通うことになるので
それも少ししんどいですけどね……。猫が)

今回の治験では、「非閉塞性」心筋症だけが対象ですが、
実際は、閉塞性の子にも効果があるだろう、と
先生はおっしゃっています。
閉塞の程度によっては、逆効果になることもあるかもしれないので、
他剤との調整が必要かも、とのことでした。

ただ、重症化した心筋症には、閉塞性・非閉塞性問わず、
効果が期待できず、初期心筋症のみに効果があるだろう、とのこと。
ただ、初期ならば病気の進行自体をとめてくれる可能性があるとのこと、
これまでは、対症療法しかなかった心筋症の治療の期待の星だと思います。

そして、ラパマイシン自体は人間の免疫抑制剤として使われているので、
日本でも手に入る薬だと思います。
しかし、Felycin-CA1は、動物用に量を調整したうえ、
徐放剤として製剤されているため、
人間用のラパマイシンを体重比で量を調整して
猫に投与するのは避けたほうがよかろう、とのことでした。
治験でも、アメリカからFelycin-CA1を輸入して行う予定だそうです。

期待の星である新薬ですが、論文がたった1本しか出ていないため、
先生方も慎重に治験を進める様子でした。

参考
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37495229/

治験が行われても、日本で普通にFelycin-CA1が手に入るようになるのは
5年後、10年後でしょうから、この薬に興味がある方は、
自力で個人輸入を試みるか、輸入して使っている獣医師を探すしかないようです。

今日、診察をしてくださった先生はとても親切な方でした。
むぎくんは定期的に診察していただいているので、
治験の進行等も、むぎくんのオーナーさんから
お伺いできるかもしれません。

うちの子は、パンダも伏姫もまだ心筋厚が6o以上ではないのですが、
今後、悪化していったときに、もし、Felycin-CA1が手に入るならば、
使ってみたいな、と思います。
(お値段にもよっては、ピモベンダンなどの強心薬でいいか、と
なってしまいそうではありますが……)

この薬の情報、また入手できたらブログでご報告しますね。
posted by RIEN at 22:12| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月01日

心筋症の新しい薬

むぎくんのオーナーさんから、
アメリカで肥大型心筋症の治療薬のFelycin-CA1(ラパマイシンの徐放性錠剤)が
承認された、というお話を伺いました。

調べてみると、ラパマイシン自体は免疫抑制機能を持つ抗生剤として
日本でも使われている薬でした。

その徐放性錠剤(徐々に効き目が出るようにした錠剤)が
猫の肥大型心筋症に効くというのです。

参考
https://pet-happy.jp/99651/

http://www.vetanimall.jp/news/clinical/21903/

このことは、むぎくんのオーナーさんがお調べになったことで、
むぎくんのかかりつけの先生もご存知なかったそうです。
が、むぎくんオーナーさんから情報をお聞きになり、
お調べになったかかりつけの先生(循環器専門医)が
某大学と協力してこの薬の治験を行うかもしれない、とのこと。

もし、治験対象の条件が決まり、うちの猫たちが対象になるなら
うちの猫たちも治験に参加させていただきたいと思っています。
(東京まで猫を連れて通うことになっても頑張ります)

医学が日々進歩していくこと、本当に嬉しいですね。
そして、にゃみりーさん方からいろいろと情報がいただけること、
私もとても勉強になり、助かっております。

心筋症の治療の選択肢が増えることを心より祈っております。
posted by RIEN at 21:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月24日

DNA検査キットを発送致しました。

本日、7月24日に渡部から、ご協力くださる皆さまに
検査キットを発送致しました。

皆さまのところに到着するのは、
7月28日以降かと思います。

また、メール、LINE、ツイッターDMにて、
発送した旨をお知らせしております。

DNA解析ご協力のお申し出をいただいたにもかかわらず、
私からメールが届かず、7月中に検査キットも届かない、
と言う方は、ご連絡くださいね。

皆さま、どうぞ宜しくお願い致します。
posted by RIEN at 22:33| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月19日

心筋症DNA解析キットの発送について

予想以上にご協力者が多かったため
検査キットの準備に少し時間がかかっているようです。

検査会社から私宛に発送されるのが7月22日だそうです。
私の手元に届くのが23日、梱包・発送作業に1〜2日かかるでしょうか。
25日(金)中には発送したいと考えております。
普通郵便での発送になると思いますので、
皆さまのお手元に届くのが28日過ぎになるでしょうか。

発送が終わりましたら、メール、DM,LINE等でお知らせしますね。

現在、136にゃんのご協力とうちの子21頭で157頭の
DNA解析予定です。

キットは多めに送っていただきますので、
このプロジェクトに気付くのが遅れた方も、
ご協力いただける場合は、是非、ご連絡くださいね。

心筋症DNA解析研究のお知らせについては
こちらのブログをご覧ください。
  ↓
心筋症の遺伝子研究のためのDNA提供のお願い】
http://rien.seesaa.net/article/516715007.html
posted by RIEN at 22:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月16日

ポモの子猫たちの成長記録を更新しました。

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成長記録ブログはこちらです。
https://rienkitten5.seesaa.net/

体重も1キロを超え、とても元気に
騒々しく成長しています。

posted by RIEN at 20:22| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | こねこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月14日

ビゼーちゃんとはるかさんの訃報

リルケ&海老蔵の娘のビゼーちゃんが
6月26日に旅立ったとご報告いただきました。
14歳と5カ月でした。

グロリアちゃん&勘三郎の娘のはるかさんが
7月9日に旅立ったとご報告いただきました。
もう少しで9歳でした。

ビゼーちゃんは、子猫の時に重篤な肺炎になり
入院生活も長かったのですが、奇跡的に回復してくれました。
その後遺症のようなものがあったのか、
5年前に風邪を引いたときに、肺に白い影が点在していたそうです。
その後元気にしていたものの昨年あたりから元気・食欲がなくなり、
今年に入って呼吸が荒くなったとのこと。
慢性気管支炎、喘息、間質性肺炎、のどれかという診断だったそうです。
亡くなった日の朝までササミをはむはむしていたそうで、
そういえば、ビゼーちゃんはササミに目がなかったなあ、と
カフェにいた頃を思い出しておりました。

子猫の頃の肺炎の原因がカリシかヘルペスのウィルスだったとすると、
回復した後も体内に潜んでいたのかもしれません。
(人間の帯状疱疹のヘルペスウィルスがそうですよね)
子猫時代に肺炎をこじらせてしまって
かわいそうなことをしてしまいました。

風邪等で通院・看病が多かったと思いますが、
オーナーさんは最後まで手を尽くしてくださいました。
心から感謝しております。

はるかさんは、6月末に急に呼吸が荒くなって通院し、
拘束型心筋症の診断を受けました。
左心室が8の字型にふたつにわかれていたそうです。
心筋厚正常、逆流なしでしたが胸水がたまっていました。
胸水を抜き、投薬治療をして、2回目の通院の翌朝、
冷たくなっていたそうです。

亡くなったご報告をいただき、
お悔みの言葉に続けて、DNAのご提供のお願いをしました。
もともとDNAご提供のお申し出はいただいておりましたが、
まだ、締切前でしたし検査キットが手元になかったため、
ご自宅にある綿棒で口腔内をぬぐっていただくこと、
毛根をつけた状態で毛を残していただくことをお願いしました。

心筋症を発症・急死してしまったことは、とても悲しく、
申し訳ないと思っていますが、
はるかさんの孫たちに心筋症が多く発症していること、
はるかさん自身が拘束型心筋症を発症したことから、
なんとしても、はるかさんのDNAを解析したいと思いました。
オーナーさんも私の気持ちをご理解・ご協力くださって
本当に有難いと思いました。

テオくん、はるかさんと、勘三郎の子が2頭拘束型心筋症を発症し、
勘三郎の子の小麦くん、ひまわりくんから、治療はまだ不要だけれど、
微妙な構造物があるとのご報告をいただいているので
心筋症の遺伝子が何かわかるといいなあ、と思います。
はるかさんのオーナーさんはじめ、皆さんがフィードバックを
待っていらっしゃるので、研究の結果が出ましたら、
またご報告させていただきます。

はるかさんは、3回お母さんになって、
たくさんのかわいい子猫を授けてくれました。
その中でも、アップル、ポモ、伏姫が我が家に残り、
かわいい孫たちを残してくれました。

心筋症が多発してしまいましたが、はるかさんもその子孫も
みんな目が大きくて、かわいらしい子たちばかりで、
私は、はるかさんの子供たちが本当に大好きです。
ノルウェージャンの心筋症の遺伝子検査ができるようになって
心筋症の遺伝子を持たない、はるかさんの子孫でブリードできたらいいなあ、と思います。

ビゼーちゃんとはるかさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
今まで、きめ細かにケアしていただき、大切に育てていただきまして
本当に有難うございました。

posted by RIEN at 20:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | お悔やみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月12日

DNAご提供のご協力、有難うございます!

ご協力いただける猫さんの数が、136にゃんとなりました!
うちの猫たち・子猫たち21にゃんを合わせると
157にゃんものDNAを解析できることになります!!

皆さまのご理解・ご協力、本当に嬉しいです。
有難うございます!!

検査キットが私のところに届くのが7月20日前後になるそうです。
梱包〜発送に3〜4日かかるでしょうか。
発送しましたら、またご連絡さしあげます。

検査キットは少し多めに送っていただきますので、
このブログ記事に気付かれた方は、
是非、ご連絡くださいね。

詳細はこちらの記事をご覧ください。
   ↓
【心筋症の遺伝子研究のためのDNA提供のお願い】
http://rien.seesaa.net/article/516715007.html
posted by RIEN at 01:30| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月09日

ポモの子猫たちの成長記録を更新しました!

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7月20日(日)に世田谷でご見学可能です。
ご見学ご希望の方は、こちらのページをご覧いただき、
ご連絡くださいね。
https://rien222.com/kitten

みんな、とても元気にかわいく成長中です。
私のことを歩くキャットタワーだと思っているようで、
近くにいるとわらわらよじ登ってきます。
おかげで背中が傷だらけです……。









posted by RIEN at 16:34| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | こねこ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年07月05日

DNAご提供くださる方に、返信致しました。

とてもたくさんのオーナーさんから、
DNAご提供のご連絡をいただいております。
本当に有難うございます。

LINE.DM,メールに、簡単なお返事をさせていただきました。
私からの返信が届いていないという方は、ご連絡ください。

7月4日お昼頃〜23時頃まで、サーバーのトラブルで
メールが受信できなくなりました。
トラブルは解消しておりますが、
上記時間帯のメールは、サーバーに存在しておらず、
確認することができません。

この時間帯にメールをくださった方は、
お手数ですが、再送していただけると助かります。

DNAご提供は、7月10日まで承ります。
検体数は多ければ多いほど精度があがるとのことですので、
皆さまのご協力をどうぞ宜しくお願い致します。

詳細は、こちらのブログ記事をご覧ください。
http://rien.seesaa.net/article/516715007.htm
posted by RIEN at 09:55| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする