メグ&カステラ七之助の息子のメイくんが
7月8日の未明に亡くなったとご連絡いただきました。
1歳6か月でした。
深夜に突然呼吸がおかしくなり、夜間救急病院に向かう
車の中で息をひきとったそうです。
もちろん、病院では蘇生を試みてくださったそうです。
救急病院ですから、一般の病院よりも、
蘇生の経験が豊富だったのではと思います。
5月に心雑音を指摘され、エコー・レントゲン・血液検査をして
異常なしだったので安心した矢先のできごとだったそうです。
ご連絡をいただいて私も茫然としましたが、
オーナーさん方はもっともっと茫然とされたことでしょう。
呼吸の異常に気付く少し前まで、元気に過ごしていたのですから。
5月にそれだけ検査をして心臓に異常なしだったなら、
獣医さんもオーナーさんも気をつけようがないですし……。
とらくん&メイくんの体調管理はとても細やかにしていただいておりました。
オーナーさん方には、心から感謝しております。
4月に里帰りしていただいた時、楽しそうに
カフェやウッドデッキでくつろいでくれました。
今度は泊まりで遊びに来てくれるはずだったのに。
その時の様子。
http://rien.seesaa.net/article/487088136.htmlご連絡をいただいた数時間後に、世界を驚かせた大事件が発生しました。
メイくんの命日、私は一生忘れることができないでしょう。
メイくん、安部元総理のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
人間でも猫でも、突然心臓が止まってしまった時にできることは
心臓マッサージです。
重度心疾患のある弁慶という猫がいた頃、
シャンプー中に心臓が止まったら困るので、
病院で洗ってもらえないか相談をしたことがあります。
(洗わないと毛玉だらけになっちゃう)
そしたら、「もし止まっちゃったら、心臓マッサージして。
病院でもできることはそれくらいだから同じだよ。
君の家は猫いっぱいいるんだから、練習できるでしょ。
心臓マッサージでダメなら、その後蘇生頑張ってもほぼ無理」と言われました。
動画やテレビドラマを見ると、
人間の心臓マッサージは、左胸を両手で押すような感じですよね。
猫の場合は片手でつかめるサイズなので、
肋骨の上からつかんでぎゅっぎゅっと握る感じですかね?
たぶん、弁慶10歳頃2014年頃に先生に相談して、
その頃、ほんの数日、心臓マッサージの練習をしたような気がします。
きちんと指導してもらったわけではないですが、
生きている子なら、心臓がドキドキ動いているので場所はわかりますし
猫の肋骨は柔らかいので、握ることができます。
とはいえ、元気な子で心臓マッサージの練習しようとすると
もちろん嫌がられます。習慣にはなりませんでした。
そして、2019年に小町が突然死した時、
心臓マッサージのことなんて微塵も思い出すことはありませんでした。
動かない小町を見て、夜間救急病院に電話して、
タオルでくるんで走っていったことが思い出されますが、
あの時、すぐに心臓マッサージしていたら、
おなかの赤ちゃんだけでも助かったかな……?
心臓とまった瞬間に立ち会えてないのでやはり無理だったかな。
私が心臓マッサージのことを思い出したのは、
今回の事件のニュースや大学病院の記者会見がきっかけです。
撃たれたような場合に心臓マッサージしていいの?と思っていたら、
記者会見でそのような質問をした記者がいて、
教授がはっきりと肯定していました。
その時に、ふっと弁慶のことを思い出しました。
もし、メイくんの心臓が止まってしまってすぐに電話をもらったとしても、
その時の私には、「心臓マッサージして」とは言えなかっただろうと思います。
でも、今、そのような電話があったら、
「病院につくまで、肋骨の上から心臓を握ったり離したりしてあげて。
脳に血液が行くように、心臓というポンプを動かしてあげて」と
声をかけられるかもしれません。
メイくんのオーナーさんには申し訳ないのですが、
このブログをご覧になった方の役にたつことがあるかもしれないので、
書かせていただきます。
猫が生きてるときに、突然心停止した時のための
心臓マッサージの練習をしておいてください。
健康診断などで動物病院に行った時に
簡単にレクチャーしていただけたら、安心ですよね。
(私も、今度、病院が空いている時に相談してみます)
メイくんのこと、本当に残念で悲しいのですが、
その中から、少しでも、将来誰かの役にたつかもしれない
知識や知恵を拾い上げることができればいいな、と思います。
そして、緊急時は、夜中でもどうぞ電話・LINEくださいね。
まず、救急病院を探して電話するのが先だとは思いますが、
どうしていいかわからないときは、ご連絡ください。