ポモと七之助の娘のゆずちゃんが、
7月15日に亡くなったとご連絡いただきました。
1歳4か月でした。
7月13日の朝からなんとなく食欲がなく、
夕方には元気もなくなり、
14日にはぐったりしてきたので病院に行ったところ、
肥大型心筋症による肺水腫とのことで入院。
利尿剤等で治療をしていただき、
15日の午前中には少し状態が落ち着いたものの、
夕方には、酸素室をレンタルしておうちで看取る、という
方針になったそうです。
しかし、連れて帰れるような状態ではなくなり、
病院で、オーナーさんの膝の上で息を引き取ったそうです。
スーやリルケの経験から、
安楽死をお勧めしました。
(気道の腫瘍で窒息状態になってしまった)
その準備のため、点滴を外そうとしたら
ひと暴れして、それで体力を使い果たしたとのことでした。
お譲り後、下痢が続き、通院・投薬と
きめ細かなケアをしていただきました。
ツイッターで最近まで元気な姿を拝見しておりましたので、
突然のことに私も驚きましたが、
オーナーさんが一番驚き、悲しみに暮れていることと思います。
最初のご報告から、ずっと私が知っている事実は淡々とお伝え致しましたが、
オーナーさんのお気持ちを思うと、私も言葉がありませんでした。
ゆずちゃんが旅立ってから、もう2週間たちますが、
今でも、例えようのない悲しみが襲ってくるのでは、と思います。
目が大きくてかわいらしく、甘えん坊でした。
とてもとても大切にしていただき、
オーナーさんには心から感謝しております。
本当に有難うございました。
ゆずちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
★ゆずちゃんの兄弟姉妹のオーナーさんへ★
ゆずちゃんの心筋症のご報告を受け、
ポモと七之助の心エコーをしてきました。
拡張期心筋厚ポモ4.2ミリ、七之助3.8ミリと正常で、
逆流もありませんでした(弁も心壁も異常なし)。
交配前の心臓チェックですが、
5〜6年前までは世田谷で心エコー
その後、PCR検査(メインクーン、ラグドールとして検査)、
那須ではBNPという血液検査をしていました。
最近、魔鈴&七之助の子の里音くんが
肥大型心筋症と診断され
(1か月後には心筋厚が正常に戻りました。
トロポニンIという血液検査の数値はまだ高いため
経過観察中)
また、昨年はメイくんが突然死しています。
心雑音聴取されたため、レントゲン、エコー、血液検査をして
異常なしと診断されてすぐのことでした。
七之助が肥大型心筋症なのかも、と思いましたが、
心筋厚3.8ミリですし、2020年にPCR検査で異常なしでした。
里音くんのきょうだいのゴマ団子、勘九郎も
心エコーしていただきましたが問題なしでした。
那須のかかりつけの先生にも、上記お伝えし、
今後は、交配前には必ず心エコーをしましょうとなりました。
PCR検査も、現時点でちゃんと検査できるのは
メインクーンとラグドールだけで、
それらとノルウェージャンで変異箇所が違うのであれば、
遺伝性のHCMでも異常なし、と出てしまうだろうからです。
私のほうでもできる限りの検査をしたいと思いますが、
健康診断の際に、心臓もチェックしていただくと安心です。
メイくんのように、異常なしの診断の後の突然死もありますが、
心筋症とわかっていれば、薬の内服である程度
症状を抑えることができると思います。
心筋症では、心雑音がしないことが多いので、
聴診だけではわからないことが多いです。
心エコー苦手な先生でしたら、
トロポニンIやBNPといった血液検査でも
心筋にかかる負担をチェックすることができます。
今までは、シニアになってから心筋症になることが多く、
若い子たちに健康診断、特に心臓チェックの重要性を
お伝えしたことはありませんでしたが、
若いうちにも心臓チェックしていただくと安心です。
もし、異常がありましたらお知らせいただけると助かります。
posted by RIEN at 11:03| 東京 ☀|
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お悔やみ
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