ミキが体調不良で入院し、いったん退院したのですが、
退院の翌日、呼吸が荒くなって再入院しました。
最初の入院時、血液検査で異常があったのはビリルビン(黄疸)と
タンパクの値でした(11歳という年なのに、腎臓や肝臓はまったく問題なし)。
エコーで検査したところ、胸水がたまっていたので抜いたとのこと、
とりあえず、元気になり食慾もあるのでいったん退院に。
再入院の時、やはり胸水がたまっていたので、
それを抜いていただき、遺伝子検査に出しました。
貧血もひどくなっていたので輸血もしました。
今までも、タンパクの値が高くてFIPの可能性を指摘され、
遺伝子検査をした子が何頭かいますが、みんな陰性だったので、
ミキがFIPなんてまさかね、と思っていました。
が、検査の結果は陽性でした。
FIPについては何度か勉強会に参加し、
当店で行った勉強会についてはDVDも作りました。
それなりに勉強した結果、現代の獣医学では治すことのできない病気だということ、
私自身がよく知っています。
「交通事故にあったと思うしかない」と、講師の獣医さんもおっしゃっていました。
これから退院しても、また胸水がたまったり、貧血になったりするでしょう。
その時、再度治療するかどうか・・・
悩むところです。
苦しみを長引かせるだけかもしれないし……。
まだ、ミキは入院中で、輸血、酸素室、ステロイドで
容態は安定しています。酸素室ではのんびりくつろいでいるように見えました。
ステロイドがよく効くので、数ヶ月の余命があるのでは、と
院長先生がおっしゃっていました。
今までの勉強会では、コロナウィルスは感染するが
FIPウィルスは感染しない、といわれてきました。
が、院長先生は、その説に十分なエビデンスがないとお考えで、
特に、ウチのような多頭飼育では、念のため隔離したほうがいいとお考えです。
余命が短いなら、私の部屋で一緒に生活したいけれど、
私の部屋は子猫部屋・・・
これもまた悩むところです。
こんなことをブログに書かないほうがいいんだろうな、とも
思いましたが、ブリーダー、猫カフェ店長の前に
私もひとりの猫飼い主です。
11年一緒に暮らした子が、FIPで、治る余地はないということ、
自分の中に溜め込むと、おかしくなっちゃうんじゃないかと・・・
情けない話ですが・・・。
でも、11歳の子でこれだけ辛いのですから、
かわいい盛りの子猫が、FIPと診断されたときの
飼い主さんの悲しみ・苦しみはいかばかりか、と思うと、
これも、私自身にとってはよい経験なのでしょう。
ただ、ミキが退院後も少しでも苦しまずにいてくれたらいいなあ、と
願っています。
2013年06月20日
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ミキちゃんが穏やかに暮らせることを祈ってます。
部屋割りでは悩まれると思いますけど、いい解決策が見つかるといいですね。
万一のことを考えるとねえ…。
初めてだったので驚きましたが、
年齢を考えると、がん、腎臓、心臓・・・
何があってもおかしくないといえばおかしくないですね。
ミキが穏やかに過ごせること、
他の子への感染防止、部屋割りなんとか考えます。
(多分、退院は週明けだと思うのでそれまでに・・・)
☆?さん
有難うございます。
ミキが頑張ってくれる限り、
私も一緒に付き添っていたいと思います。