昨日は動物取扱業責任者講習会でした(年1回義務付けられている)。
毎年、動物愛護法のことや人畜共通感染症などについての講義の印象で、
年1回昼寝しにいく・・・みたいな感覚でした。
今年も前半は、今年度の法改正についてで、
また面倒な手続きが増えたな〜、でも郵送で詳細が送られてくるならそれ読めばいいや・・・
と夢の中へ。
後半は防災がテーマで、講師の方は
三宅島噴火をはじめ、一昨年の東日本大震災まで、
ペットたちの救助や保護に携わってきた方でした。
数分お話を伺って、パッチリ目が覚めました。
被災地での、人と動物たちに関わる、さまざまな具体例を伺ううち、
本気で災害対策を考え直さなくては、と思いました。
例えば、震災後にメーカーが無料で配布していたフードを
転売したり、被災していないブリーダーが大量にもらいにきていた、という
悲しく残念なケースがあったり、
ハサミを持ったまま非難して来たトリマーさんが、
避難所でペットたちのトリミングをしてあげることで、
人の役にたてることで自分を取り戻していった、という美談があったり。
実際に災害がおきたとき、ペットのシャンプー中だったらどうしますか?
お預かり中のペットがいたらどうしますか?
シッター先のペットはどうしますか?
という、具体的な問題提起がされたり。
具体的に・・・
カフェ営業中に地震が来たらどうやってお客様の安全を確保すればいいのか?
外出時に地震があったらどうなる?
ものすごく幸いな状態(家が残って、ねこたちも私も無事)でも、
電気、ガス、水道が止まり、流通が止まり、ゴミも出せない状態になったら、
猫たちの世話に必要なものの備蓄は足りているだろうか?
ちゃんとシミュレーションしたことはありませんでした(反省)。
「プロとして、災害時、被災地にて、何ができるか考えてください」とも言われましたが、
私の場合は、災害時にいかに周囲の方々に迷惑をかけないようにするか、を
まず考えなくちゃだな、と思いました。
犬のしつけ、猫の室内飼育やキャリー慣れ、という点についておっしゃった
「被災生活は日常生活の延長にある」というような言葉も印象に残っています。
室内飼育、キャリー慣れ、人慣れ、という点では、
我が家出身の子たちはほとんど問題がないだろうと思います。
でも、ご心配な方は、キャリー慣れ、知らない場所慣れのために、
是非、猫と一緒にウチに遊びにいらしてくださいね。
知らない人や猫がいる環境でもストレスがかかりにくくなれば、
いざという時に安心です。
(特に被災地では猫の下部尿路疾患が増えたというお話もありました。
ストレスや、備蓄フードがドライ中心ということが考えられそうです)
キャリー嫌いな子は、是非、キャリーの中で特別好きなオヤツをあげる、などして、
キャリー好きな子にしておくと安心です。
福島県在住のティコくん&りきくんは、余震が来ると自らキャリーに入るようになった、と
おっしゃっていました。
(オーナーさんが、揺れたらねこをキャリーに、と繰り返すうち、
ねこたちが学習したそうです)
我が家の場合は・・・
ねこをキャリーに入れて運ぶのは不可能なので、
ひたすら、家が無事であることを祈ります。
(木造だけど鉄骨が入っているので、地震には強いはず、といわれました)
窓ガラスが割れたら・・・というのも心配ですが、
ガラス部分が多すぎて、全部フィルムをはるのも大変です。
とりあえず、割れたところを片付けて、雨戸をしめてしのぐというところでしょうか。
ねこが10頭くらいの時には、全員おしこんで運べるよう、
リュック、肩掛けなど何種類かキャリーを用意し、
実際に猫をいれて、マンションの階段を降りてみる、とい
避難訓練もしたことがあるのですが、現在はどう考えても無理。
逃げた猫が他所でトイレすることを防いだり、
ねこたちの排泄物のにおいなどが近所迷惑にならないようにしたり、
ということを考えるのが精一杯、というところでしょう。
ちゃんと防災シミュレーションする! と自分に言い聞かせるために
今日の日記を書きました。
この講習会にいったついでに、携帯をiPhonに変えました。
引き出しにかくしておいた充電器を猫にかじられ、
コンビニで買ったUSB充電器の接触が悪かったため、
正規品の充電器を買うか携帯の機種変更をするつもりだったのですが、
出来心でスマホに……。
一番の理由は、本が読みたかったから、なんです。
我が家、本棚がなく、本を買うと収納に困るし、
ねこがかじってしまうので、
古本を売りに出せないし、図書館の本も被害にあう。
ので、電子書籍用端末を買おうかな・・と思っていましたが、
iPadミニでも、ちょっと大きいような気がして、
やっぱりスマホが一番てっとりばやいのかなあ、と。
今読みたい本は、ほとんど著作権が切れていて、
青空文庫(オーナーさん・青空さんの本棚みたいだ・笑)でダウンロードできます。
ちょっと読んでみたけど、慣れれば文庫本と変わらないかも。多分……。
でも、漱石や鴎外などの小説をスマホで横書きで読むのは不思議な感じ。
原稿用紙に万年筆で書かれた小説が電波で送られてくるなんて、
作者たちは想像もしなかったことでしょう。
平家物語や源氏物語も探せば読めるのかもしれません。
和紙に毛筆で書かれたものが。
なんだか急に書道とか茶道などをお稽古したくなりました。
年とったのかなあ。
(iPhonになじめず、入力だけであたふたしていることにも年感じました)
2013年06月27日
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