先月の写真ですが。
桜姫も避妊手術後、フッサリふっくらしました。
先日シャンプーしたので、今、サラサラです♪
余談。
谷崎潤一郎の『猫と庄造と二人のおんな』を読みました。
学生時代、谷崎の作品はけっこう読んだと思うのですが、
この作品は読み落としていました。
裏表紙の説明文には、
「一匹の猫を中心に、猫を溺愛している愚昧な男、
猫に嫉妬し、追い出そうとする女、
男への未練から猫を引取って男の心をつなぎとめようとする女の、
三者三様の痴態を描く。
人間の心に宿る“隷属"への希求を
反時代的なヴィジョンとして語り続けた著者が、
この作品では、その“隷属"が拒否され、
人間が猫のために破滅してゆく姿をのびのびと捉え、
ほとんど諷刺画に仕立て上げている。 」とあります。
巻末の解説文は文芸評論家がもっともらしいことを書いていますが、
この文芸評論家は猫を飼ったことがないに違いない(笑)。
この小説の魅力は、猫の魅力と魔力や猫と猫好き人間の関係性を
あますことなく表現したところにあると思います!!
猫好きが読んだら、「あるある!」とにやつく場面多々。
谷崎という作家は、本当に猫が好きだったんでしょうねぇ。
(猫好きな作家を何人も紹介した本に谷崎のことも書いてあったような気が。
猫好きで有名な作家でしたよね)
あたしは、この小説は、猫と暮らすことの幸せ、
猫に隷属することの幸せを
のびのびと描いた作品だと思うなあ。
猫が好きなものをいそいそと買ってきたり、
自分の座布団より猫の座布団のほうが分厚かったり、
猫好きは、そうすることが幸せなんですものね。
猫好きによる猫好きのための文学作品だと思いました。
短くてあっさり読めるので、猫好きの皆さんで
まだこの小説を読んだことのない方は、
是非、読んでみてくださいな。
【関連する記事】
ぜひ読んでみます♪
昨日ショートドラマの猫侍をDVDで家族で一気見して
まったく同じ感想です(^^)。
にゃんずも見てました〜(^^)。
コメント有難うございます!
お返事遅れてすみません。
旅のお供に是非読んでみてくださいな。
きっと好きだと思いますよ〜。
猫侍、にゃんずも一緒に見てましたか(笑)