リルケのその後の経過です。
6月18日からパラディアを投薬開始しました。
リルケの体重2.8キロ。
パラディア10rの半錠を隔日。
ステロイドのプレドニゾロンも隔日投与、
抗生剤のセファクリアを1日1錠投与です。
本当は、昨日の6月25日に手術を予定していたのですが、
犬の肥満細胞腫で、パラディアを3週間投与したところ、
腫瘍がかなり小さくなったというレポートを見つけ、
手術をいったんキャンセルしました。
もともと、院長先生からは、手術の前にパラディアを飲ませて
腫瘍を小さくしてから手術したら?とご提案いただいたのですが、
(院長先生もパラディアの説明を読んでくださって
血管新生を阻害してがん細胞を兵糧攻めにする作用があるようなので
腫瘍を小さくする可能性がある、とお考えくださっていたのです)
私のほうから、パラディアは現状維持の薬で、腫瘍を小さくすることはないようなので、
早く手術して呼吸や嚥下をしやすくしてあげたい、と要望して
25日の手術予約となりました。
で、レポートを見つけて、腫瘍が小さくなる可能性あるなら、
もうしばらく様子を見たい、と申し出たのです。
ワガママな飼い主でゴメンナサイです。
その手術予定だった昨日、リルケの調子がとても悪くて、
ずっと開口呼吸でグッタリしていて、
手術を延期したことを後悔していました。
が、夕方頃から調子がよくなり、食欲が出て、
呼吸も少し楽になったように感じました。
今日も、とても調子がよさそうでした。
今日、リルケの子猫たちのワクチンついでにリルケも病院に連れていき、
血液検査と、鎮静剤を打ってのどの奥を見ていただきました。
血液検査では特に異常なく、パラディアの副作用は認められませんでした。
が、鎮静剤をかけてのどの奥を見た院長先生は、
腫瘍が大きくなっている、とおっしゃいました。
これだと、たしかに呼吸が苦しくなるかもね、と。
じゃ、なんで昨日あんなに苦しそうだったのに、
今日は元気そうなのでしょう?と聞いたら、
気圧のせいかなあ、とおっしゃいました。
院長先生も、昨日、とても体調が悪かったそうです。
(なので、コスモスさんに教えていただいた、耳マッサージを教えてさしあげました)
リルケの腫瘍、このまま大きくなると、確実に気道をふさいで
呼吸ができなくなります。当然、食事を飲み込むこともできなくなります。
いつ手術をするか、とても悩みますが、
院長先生と相談して、あと1週間、パラディアを飲ませて、
腫瘍が大きくなっているようならすぐに手術、
小さくなりそうな気配があれば、また様子見、ということになりました。
リンダの時にも説明していただきましたが、
腫瘍は、とりきれればよいのですが、
残ってしまうと、手術が刺激になって、がん細胞の増殖が速くなることがあるそうです。
リルケの腫瘍は、進行の速さを考えても、おそらく取り切れることはないと思います。
とすると、今年3回目の麻酔、手術の負担、
手術してもそのあとに残る違和感、
すぐにがんが増殖して再度呼吸困難に落ちいることを考えると、
手術することは、苦しい時間を延ばすだけではないか、という気がするのです。
長く生きることより、美味しくごはんを食べられて
苦しみが少ない時間が多いことのほうが大事。
そう思っています。
今まで検索で見つけた、パラディアのレポートです。
動物救急センター 腫瘍最前線レポート
第十六回 「猫の扁平上皮癌」
http://www.jsamc.jp/dr_info/results/results04.html
分子標的薬を術前に使用した肥満細胞腫の犬の一例
http://www.ivma.jp/gakujutsu/kaiho/pdf/42-1/05_42_1_clinicalrepor
肺転移を伴う犬の大名脈小体癌に分子標的薬が奏功した犬の一例
http://www.ivma.jp/gakujutsu/kaiho/pdf/42-1/05_42_1_clinicalrepor
乳腺腫瘍の猫に分子標的薬パラディアを使用した飼い主さんのブログ
「猫にまみれてみました」
http://ameblo.jp/irikopitan/
※「いりこ」ちゃんというカテゴリを見ると、
今までの経過がわかります。
いりこちゃんの経過は全部読ませていただき、
希望を持たせていただきました。有難うございます。
たんばさんから、お友達のワンコさんが
末期がんで医者から見放されたが、アガリクスで完治した、
という情報をいただき、さっそくアガリクスも購入しました。
リルケがんばれー。頼む。
海老蔵さんや麻耶さんのブログを見ながら、
メソメソする毎日です。
ちょうど今、追悼番組放映されているのを知っているのですが、
号泣しそうで見られません。
クローゼットからテレビ出すのも面倒だし。
【補足】
腫瘍が大きくなってるなら、早く手術すればいいのに、
と、思われる方もいらっしゃるかもしれないので…
現時点では、パラディアが効いてるのか、評価ができません。
最初に院長先生に、口腔内を見ていただいたのが6月4日。
18日は、診療時間外に薬だけもらいに行きました。
今思えば、この時にも、リルケを連れていって、
鎮静かけてのどの腫れ具合をみていただけばよかったのですが…
今までの経過を見ると、とても進行が早いので
4日から18日の間の二週間で、腫瘍が大きくなり、
パラディア内服開始から、腫瘍の成長がとまったり
小さくなったりしている可能性もあるのです。
4日と26日の比較しかしていないし、
投薬開始から、まだ一週間だし、
まだ、様子を見る余地はあるかな、と思っています。
ただ、リルケの嗅覚はほぼ、なくなっています。
大好きなササミを鼻の近くに持っていっても、
ササミと認識して食べ出すまでに数分かかります。
元気な時は、部屋に近づいたら、駆け寄ってきました。
大好きだった、キャットニップのオモチャにも無反応です。
他の子は大興奮なので、ちゃんと香はあるはずです。
それだけ、頭部内部で腫瘍が大きくなっているとしたら、
手術で刺激与えたら、一気に悪くなりそうです。
もっと呼吸が苦しそうになった時は、
判断を非常に悩むことになりそうです。
なんとか、パラディアが、今の時点の現状維持をしてくれたら、
できれば、少しでも、のどの腫れが引いてくれたら、と
願っています。
今日は気圧が安定しているようで、
リルケも心なしか、リラックスして見えます。
写真は、昨日のものです。
病院の待合室にて。
いつも、緊張で開口呼吸になるのに、
なぜか、とても落ち着いていました。
2017年06月26日
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