2017年11月13日

夏美ちゃんの訃報

11月10日朝、夏美ちゃんが1歳4か月で永眠しました。
約2か月FIPと闘い、寛解するかとも思いましたが、
11月にはいったあたりから悪化してきて、力尽きてしまいました。

8月下旬、オーナーさんから、
「他の猫よりなっちゃんのほうが体温が高いので、
体温計を購入してはかってみたところ、39度を超すことが多いが
それは、猫の平熱のうちにはいるのか?」というような質問がありました。
その瞬間、私はFIPを疑い、
「できるだけ早く病院に行き、同腹の姉妹が8か月でFIPで亡くなっていると
伝えたうえ、他の病気も含めて検査してもらってください」と申し上げました。

たしか、最初にタンパク分画とコロナウィルスの抗体価を調べ
FIPの可能性もあるということで、レントゲンをとったら胸水があったので
それをPCR検査したら、「コロナウィルス陽性 バイオタイプ検出限界以下」という結果で、
FIPの可能性が高い、といわれたのでした。

バイオタイプ、というのは、変異したFIPウィルスのことで、
現在は、胸水、腹水、肉芽腫病変からは、コロナウィルスだけでなく
FIPウィルスも検出できるようになりました。
(蒔絵ちゃんの時は、血液の遺伝子検査でコロナウィルス陽性でした)

本来腸管にいるはずのコロナウィルスが血管内にいること自体異常ではあるのですが、
FIPウィルスそのものはいない、ということと、
なっちゃんが元気も食欲もあって、病猫にはとても見えないということから、
これは治るのではなかろうか、と私も思いまして
うちのかかりつけの病院に転院していただき、
オゾン治療、インターフェロン、ステロイド、オザグレルで治療を開始しました。
(院長先生は、胸水の色から、FIPではなく膿胸を疑われ、
細菌培養をしたのですが、細菌がいなかったので、とするとFIP?ということになりました)

私が調べたことは、オーナーさんと院長先生に伝え、
院長先生が大学病院で聞いてくれたことは、私にも伝えてくれました。
院長先生の大学では、最近、シクロスポリンという免疫抑制剤を推奨しているようで
なっちゃんにもその薬を使ってくれました。

オーナーさんご夫妻は、諸々の情報をもとに、
ご夫婦でよく話し合い、考え、ご自分たちでなっちゃんの治療方針を決めて
通院、看病、本当によく頑張ってくださいました。
検査結果などは、毎回私にも送ってくれて、
私も一緒に闘病している気にさせていただき、有難かったです。

ご夫婦ともにお仕事をされている中の通院、看病は大変だったと思いますが、
オーナーさんもなっちゃんも、本当に頑張ってくれました。
最期はなっちゃんもオーナーさんも辛かっただろうなあ、と
蒔絵ちゃんの時を思い出して、私も胸が苦しくなりました。

なっちゃんもオーナーさんもお疲れ様でした。
なっちゃん、安らかにね。
蒔絵ちゃんとりこくんによろしく。

夏美ちゃんのご冥福と、オーナーさんの疲れと悲しみが
少しでも早く癒えることを心よりお祈り申し上げます。

posted by RIEN at 10:34| 東京 ☀| Comment(1) | お悔やみ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりにこちらにお邪魔します。17年前に私もFIPで1番最初に出会った猫と2歳になる直前でお別れしました。何年たっても涙が出ます。心よりご冥福をお祈りいたします。どうか安らかに
Posted by かな at 2017年11月13日 22:48
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