2018年03月23日

リンパ腫寛解?

1月下旬、イネスが夜中ずっと吐いていて、
手持ちの胃薬で落ち着いたかに見えて、
再度、嘔吐が始まったので、病院へ行きました。

血液検査では、若干貧血気味で栄養失調気味なことくらいで、
エコーでは、膵炎は起こしていなそうだけれど、
腸間膜リンパが腫れているようだ、ということで
その日は点滴と注射をしていただき、
ステロイドの内服薬をいただきました。
5日後には、貧血と栄養状態は改善されましたが、
腸間膜リンパの腫れはそのままだったので、
2週間、ステロイドを続けることになりました。

2週間後、血液検査の数値は問題ないものの、
腸間膜リンパの腫れが増えていて、
血液を顕微鏡で見ると、リンパ球がたくさん見えるとのことで、
リンパ腫の可能性を指摘されました。

内視鏡では、そこの組織を持ってくることは難しそうで、
開腹したとしても、腸間膜の奥の部分だと採取が難しいとのこと、
もうすぐ15歳のイネスに、全身麻酔をして試験開腹はあまりしたくありません。
血液の遺伝子検査もあるそうですが、4万円!と高額。

通常は、高グレード悪性リンパ腫と低グレード悪性リンパ腫では
使う薬が違うので、確定診断をしないとその先に進めないのですが、
うちのかかりつけ病院では、高グレードでも低グレードでも同じ抗がん剤を使い、
それが、非常に副作用の少ない薬ということを知っているので、
だったら、試験的に抗がん剤飲ませたい、と申し出たところ、
「飼い主のほうに、抗がん剤への抵抗がないなら、かまわない」とのことで、
約1か月、抗がん剤治療をしました。

1か月後、腸間膜リンパの腫れは、見事になくなっていました!
しかも体重が増え、貧血も栄養状態も改善されていました。

ここで、抗がん剤をいつまで続けるかが問題になります。
(動物の場合は、明確なプロトコルが存在しないそうで)
2年続けると、再発の可能性がほぼなくなるということは伺っていましたが、
いったんやめて、再発したらまた抗がん剤を使うという選択肢もアリとのことで、
しばらくは、ステロイドだけで様子を見ることにしました。
毎月血液検査とエコー検査をして、再発がないか確認します。
なんとか、ステロイドだけで寛解状態を維持できますように!
posted by RIEN at 21:36| 東京 ☁| Comment(0) | ミイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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