2018年08月05日

週末は閑古鳥鳴いてました・・・・

危険な暑さのせいか、一見さんお断りというタカビーな態度のせいか、
土曜日は、雪桜くんに会いにいらしたkarinonさんのみ、
今日は、2組4名様のみ、でした。

平日は、リピーターさんが何組かご来店くださって、皆さん
「ブログ見ました! 会社から直行してきたのでご安心を!!」というようなことを
おっしゃってくださって、とても嬉しく思いました。有難うございました!!!

リピーターさん&RIENねこオーナーさんが、
初来店のお友達やご家族の方を誘ってご来店くださるのは大歓迎です。
「リピーターだけど、店長に忘れられてるかも?」という方は、
事前に一度お問合せくださいね。

他店の動向や、今回の騒動に関するお客様方のお声など気になるので
暇があるとあれこれ検索をかけているのですが、
「パルボは猫の糞便からうつる。
糞便まみれの猫がいるような猫カフェはない。
だから、猫カフェのはしご禁止の必要はない」というような意見を目にしました。

えっと……。
猫はセルフグルーミングをする生き物です。
お尻をなめたその口で全身をなめます。
おトイレで他猫のうんちをふんじゃった場合も、
その手足をなめて、その口で全身をなめます。

パルボウィルスには潜伏期間もあるし、
発症しないキャリア猫も存在します。
そうった猫の唾液にもウィルスは存在します。

毛並みのキレイな、健康そうな猫の口にパルボウィルスが存在する可能性はあり、
そういう猫の毛にパルボウィルスがいる可能性もあり、
そういう猫が猫カフェにいる可能性もあり、
そういう猫がお客様のお洋服、スマホなどをなめることもあるでしょうし、
そういう猫をなでたお客様が、他の猫カフェに行くこともあるでしょう。
その他の猫カフェの猫たちは、みんなワクチン接種済で誰も発症しなくても、
その猫たちの毛で、何週間も何か月もウィルスが生き続ける可能性も否定できません。

パルボウィルスは、猫の体外の乾燥した高温の場所でも、
数週間どころか、数か月(数年という説もある)生き続けることがあるそうです。

首都圏に150を超える猫カフェがある現在、
ワクチン前の子猫や免疫力の落ちた年寄り猫をたくさん抱える我が家は、
これから数年単位で、パルボウィルスを恐れ続けなければなりません。

ただ、見方を変えれば、今回のパルボ事件のおかげで、
首都圏に150以上の猫カフェがあることを再認識できて、
猫カフェで真菌発生が珍しくないことを知ることができたことは
私にとってプラスなのかもしれません。

折しも、鹿児島大病院で多剤耐性菌で患者さん多数が死亡した、
というニュースがありました。
このアシネトバクターは、どこにでもいる毒性の弱い菌だけれど、
免疫力の弱い患者が感染すると重症化する点、
ワクチンで予防できるけれど、子猫や高齢猫では重症化することと似ている気がします。
生存力が強く、マットレスのようなところで長期間生存することも似ています。
一度に多数の患者さんが発症すれば早期に気付いた可能性があるが、
今回は、ぽつりぽつりと発症したため、気付くのが遅れたそうです。

パルボ事件も、子猫が数日の間に4〜5頭亡くなったので発覚したけれど、
ぽつりぽつりと発症していたら、発覚しなかったかもしれません。
そういう状態のほうが、私にとっては危険性が増したと思うので、
今回はラッキーな事件だった、と思うことにします。

どんなに努力しても予防できない病気もあるけれど、
努力すれば予防できる病気は予防したいです。

ということで、しばらく、一見さんお断りの、
祇園のお茶屋さんみたいな営業を続けさせていただきますが
皆様のご理解・ご協力のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
posted by RIEN at 21:29| 東京 ☀| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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