2019年07月28日

今後は、お預かり(ホテル)や里帰りを控えてください。

心那ちゃん(3歳)が、FIPの可能性が非常に高いと診察された、とご連絡がありました。
症状を伺い、私も、FIP以外の病気の可能性は考えられないと思いました。

年末年始に、心那ちゃんを2週間ほどお預かりさせていただきました。
その時、ジョンくんやカンナちゃんと一緒に過ごしています。
そして、春〜初夏に、ジョンくん、カンナちゃん、ボージーくんが
FIPで亡くなっています。

FIPは、コロナウィルスが猫の体内でFIPウィルスに突然変異して発症する、
と言われています。
コロナウィルスは、腸内で増殖し、糞便経由で容易に感染します。
コロナウィルス自体は、10年以上前からずっとうちの子たちも持っています。

FIPウィルスは、腸内には存在せず、
血液、腹水などの体液内に存在するため、糞便経由では感染せず、
したがって、FIPウィルス自体は、感染しない、というのが
現段階の通説・有力説だと思いますが、
ここまで、FIPが連続して発症すると、
変異したFIPウィルスが感染しないとはいえないんじゃないか、という気がしてきます。
(涙、唾液、鼻水などを介して感染するのかどうか、というところは、
いまのところ、文献を発見できていません。
英語で検索したら何か出てくるかもしれませんが)

もしくは、FIPに変異しやすいコロナウィルスの株、というものが
存在するのではないか、という気もします。
(型と株が数種類あることはわかっています)

そこで、今年は子猫のワクチンが終わっても、
カフェデビューさせるのをやめてみよう、と思った矢先、
3歳の心那ちゃんのFIPのお知らせでした。

年末年始のお預かりと、今回の発症の関係はわかりませんが、
「関係ない」ということを証明する手段が現時点ではありません。
そうすると、カフェにて、里帰りやお預かりした子は、成猫であっても
FIP発症する可能性を否定できない、ということです。
予防も治療もできず、致死率99%以上の病気ですから、
回避できるリスクは回避すべきだと思います。

お盆〜シルバーウィークにかけて、お預かりを予定していた子の
オーナーさん方にはご連絡させていただきましたが、
今後は、日帰りの里帰りも、見送っていただいたほうがよいと思いますし、
お泊りは、ペットホテルやシッターさんを探してください。
現在、FIP発症している猫はおりませんが、
本猫は発症していないがFIPウィルスを保持しているキャリア猫、という
存在も否定することはできません。
(現時点では、検査する手段がないと思います)
1〜2時間の里帰りで感染する病気ではないと思いますが、
万一の場合には、なすすべなく悲しい結果になってしまいますので……。

RIEN出身猫たちが里帰りしてくれることは、私にとっても何よりの
楽しみでしたし、オーナーさん方も、私を喜ばせようと思って
連れてきてくださっていること、とても嬉しく思っていました。
それができなくなることは、本当に、本当に、残念なことですが、
命には代えられません。

FIPの治療や予防が確立されれば、里帰りやお泊りも復活させます。
2〜3年、まったくFIPの発症がなくなったら、検討の余地があるかもしれません。
できれば、私が猫カフェを続けている間に、里帰りやお泊りを
復活できるとよいのですが……。

最後になりましたが、心那ちゃんがFIPではないこと、
FIPだとして、寛解してくれることを、
心からお祈りしております。
posted by RIEN at 21:23| 東京 ☀| Comment(0) | 病気・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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