京ママさんからコメントをいただき、
FIPの新薬について教えていただきました。
gs441524という物質でFIPが寛解した子が多い、ということは
私も知っていました。
↓詳細はこちらです。
こねこの部屋
https://www.konekono-heya.com/news/2019/february/15.html
まだ、成分が発見された、という話なので、
これから、治験などが行われ、認可され、販売開始となるには
10年はかかるだろうと思っていました。
(心那ちゃんオーナーさんも、獣医さんにそのように言われた、と
おっしゃっていましたね)
京ママさんから教えていただいたのは下記獣医さんのサイト。
↓
ブルーム動物病院
https://r.goope.jp/bloom-animal/info/2631803
え? もう商品化されたの? と画像を見ると、漢字?
中国製???
商品化されているなら、個人輸入もできるだろう、と
さっそく検索してみました。
そうしたら、中国のブラックマーケットでなら手に入るが、
アメリカの会社から製造中止の要求を受けていて
3社のうち2社は製造をやめるが、
1社は「gsではない」といって製造を続けているらしいです。
予想はしていましたが、かなり高価です。
注射の場合、猫の体重1キロあたり1か月10万前後のものを
(この金額は仕入れ値になると思うので、
獣医さんの利益を乗せると倍近くの値段になるはず)
2〜3か月続ける必要があります。
内服だと1か月7万円くらい?
(1ドル100円でざっくり計算してみました)
↓ものすごく詳しく書いてあります。
https://www.nagoya-endo.com/猫のあれこれ/fip/
値段、投与量、入手先も含めて書いてあり、
よく、ここまで調べてまとめてくださったな……と思います。
サイト制作者の方、糖尿病の専門医としか書かれてないのですが、
おそらく、人間を診る医師の方が、自分の愛猫をFIPで亡くし、
調べに調べてこのページを作成されたようです。
ブラックマーケットでしか手に入らないもので、
アメリカの会社から製造中止の要求がなされているということは、
すぐに手に入らなくなってしまう可能性もありますが、
今現在なら、個人輸入できそうです。
そして、今なら、ブルーム動物病院に行けば
gs441524の皮下注射の治療が受けられます。
内服薬のほう、1/10くらいの値段なら、
今のうちに個人輸入して、万一に備えたいですが、
使うかどうかわからない薬に20万前後の投資は厳しいかな……。
(1頭をきちんと治せる量を買わないと意味ないしね……)
それにしても、恐るべし中国。
治験も認可もパテントも無視している、ということですよね……。
(中国にはおそらく、治験や認可が法整備されていないに違いない。
遺伝子書き換えた人間を誕生させたというニュースもあったくらいだし)
gs441524の製造を続けたら、おそらくアメリカから訴訟起こされて負けると思うので、
入手するなら今のうち、だと思うのですが、いかんせん高い……。
早く正規品が製造されますように……。
1日も早く!!
【追記】
こねこの部屋の情報は、以前、院長先生にお知らせしてありますが、
今回、ブルーム動物病院のURLと
中国のブラックマーケットで買える、という情報を
院長先生にお伝えしたところ、
先程、ご連絡をいただきました。
この薬はかなり有効そうだ、ということで、
お知り合いの製薬会社の方に、お伝えくださったそうです。
中国製のものの情報と、アメリカでの製品化情報など、
調べていただいて、わかったことがあれば、
ご連絡いただけるそうです。
現時点では、コンプライアンスの問題が大きそうだが、
入手可能ならしてみたいと思ってくださっているようです。
値段は大きなネックですが、手術や抗がん剤と比べて
バカ高いわけでもなく、それで命が助かるなら
なんとかしたい金額ではありますね。
うちの院長、いつも対応早くてありがたいです。
今現在、FIPの子がいるわけでもないのに…
京ママさんも、情報提供ありがとうございました!
早く正規品が誕生しますように!
私は名古屋でクリニックに勤務しています。ご指摘のように、うちの猫をFIPで失ってから、治療薬について色々調べ、あのようなサイトを作成するに至りました。
なるべく実用的な情報の提供を目指していますので、少しでもお役に立てれば幸いです。これからもよろしくお願い申し上げます。
なお、MUTIANは10月からカプセル剤が出て、より使いやすくなるようです。
村瀬
コメントを有難うございます!!
それよりも、あんなに詳しく丁寧にFIPの新薬について
まとめてくださって、本当に有難うございます!!!
ココアちゃんは本当に残念でしたが、
ココアちゃんのおかげで
私たちまで、この情報を得ることができたこと、
ココアちゃんに感謝しなくてはなりませんね。
村瀬さまが書かれていた、
「最初は注射で、途中から内服に切り替える」方法、
効果、副作用の点でも、費用の点でも、
飼い主と猫の通院の負担の点でも、
優れているのでは、と思いました。
MUTIANが製造中止にならず、カプセル含めて
安定供給されれば、ですが……。
FIPで苦しむ猫さんの飼い主さんにお会いすることがあれば、
村瀬さんのサイト「猫のあれこれ」を
ご紹介させていただきます。
こちらこそ、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。