2年以上、リンパ腫で闘病していたイネスですが、
4月30日未明に息を引き取りました。
4月11日に17歳になりましたが、その時体重が2キロを切り、
29日には1.6キロとなっていました。
29日夜には呼吸が浅く、とてもゆっくりになったので、
今夜かも?と思ってしばらく付き添っていました。
夜にa/d缶とドライフードをそこそこ食べ、
日付が変わったあたりでも立ち上がって水を飲みに行ったりしたので、
今夜はまだ大丈夫かな、と、寝てしまいましたが、
朝になったら冷たくなっていました。
おそらく、安らかに静かに息をひきとったと思います。
苦しそうな様子は一度も見たことがありませんでした。
人間のターミナルケアについて調べたり本を読んだ結果、
末期は点滴もしないほうが楽に逝けるとのことだったので、
黄疸や脱水があっても、特に何もしませんでした。
体重が減っても強制給餌はせず、本猫が食べられる範囲で食べさせていました。
今まで亡くなった子たちの中で、一番の長寿でした。
一目ぼれでドイツからお迎えして、
とてもたくさん、かわいくて性格のよい健康な子猫を
産んで育ててくれました。
うちにはイネスの子孫がたくさん残っています。
イネスがうちに来てくれて、私は本当に幸せでした。
有難う。
奇数日にステロイド、3の倍数日に抗がん剤、というのを
2年以上続けていたので、今でも毎朝、
「今日は6日だから、イネスに抗がん剤、ステロイドはなし」と
薬を手にとってから、ああ、もういないんだ……と思っています。
特に、朝は寝ぼけているので、この習慣が消えるまでには
まだ時間がかかりそうです。
苦しみがなかった(少なかった)のはなによりです。
うちの子たちも、お母さん、おばあちゃん、
ひいおばあちゃん、ひいひいおばあちゃんを見習って、
長生きしてもらいたいです。
(亡くなった子もふくめて、みんな子孫ですね)
かわいい子たちをありがとう。
本当に寂しい限りですけど、
きっと本人の頑張りと渡部さんの2年以上の手厚い看病で 苦しむことなく天命を全うしたんじゃないかと 言い聞かせてます。
イネスの血を引き継いだかわいいたちが これからもたくさん生まれてくることを 祈りつつ
どうぞ安らかに