那須に移転して、2か月ほどたちました。
移転までの経緯やリフォームの過程をまとめておきたいと思います。
まずは、移転までの経緯を時系列で。
2020年
1月 叔父と叔母が入院したためカフェ1か月休業
2月 カフェ再開したが、新型コロナウィルスの影響始まる。
3月 新型コロナウィルスの影響大きく、廃業を検討しはじめる。
(桜新町の賃貸借契約の更新が7月1日で、更新料はとうていはらえない状況)
4月 緊急事態宣言発令(4〜5月休業)
東京都の休業協力金、政府の持続化補助金・定額給付金など決まり始め、
廃業の決断は先延ばしに。
(桜新町の賃貸借契約更新することに)
6月 カフェ再開。お客様来てくださったけれど、昨年度の1/2程度。
7月 東京の感染者増加。今後は協力金等それほどでないだろうこと、
7月でこれでは秋以降の感染者はもっと増えるだろうことから、
廃業は時間の問題と自覚しはじめる。
施設入所することになった叔父のマンション売却を任され、
その手続き中に「地方の物件を購入して移転する」
という選択肢が天から降ってきた(7月10日頃)。
(本当に、突然、「降ってきた」感じ)
14日蓼科、23日房総、29日那須の物件を合計12か所内覧。
クラウドファンディングを開始。2日で目標額150万達成。
(オールオアナッシング方式。ショッピングカート使用)
最終的に約350万円のご支援をいただく(感謝!)
最後に見た那須の物件を即決。
8月9日 那須の物件契約
8月19日 桜新町の家をLOYDさん知り合いのフォトスタジオ運営会社が借りてくれること決定。
(桜新町解約申請)
8月24日 ドイツから新入り男の子来日。
(少々トラブルあり)
9月15日 はるかが8にゃん出産(1にゃんはすぐ死亡)
1週間後に乳腺炎発症し、子猫の哺乳開始。
さらに1週間後くらいに、乳房に大きな穴2か所あいた。
(それでも、ちゃんと育児してくれました)
交配時、移転を考えはじめていたものの現実的ではなかった。
9月23日 中古のFIT納車(6年のリース契約)
9月24日 那須の物件引き渡し(残金支払い)・リフォーム開始
10月12日 那須に引っ越し
10月19日 隣地購入の契約
2021年
4月 栃木県と那須町の補助金申請予定
8月 栃木県の補助金審査決定予定
8〜10月 内外装リフォーム(補助金審査おちてもやります)
10〜11月 カフェ再開予定
★車の車庫証明とかLOYDさんのスタジオで動物取扱業登録をするとか
著作権の調停(未解決)とか若くて健康なおとな猫の譲渡先探しとか
移転先の県や町の補助金探しとか
いろんなことを同時並行でやってました。
給付金もいただけるものはいただきましたが、
申請はそれなりに手がかかった気がします。
★補助金は申請し審査決定後でないと、
その事業(カフェのリフォーム)ができないのです。
落ちたら、もっと早くリフォームして
カフェ再開すればよかった、と思いそうですが、
コロナがいつ収束するかわからない今、焦ってリフォームするより
審査に通る可能性があるなら、待ったほうがいいかなあ、と思っています。
(8月頃までアルバイトするかねこじゃらし内職するか……)
箇条書きにするだけでも、なんて濃いぎうぎうな1年だったのだろう、と……。
ヒロミ、権五郎、イネス、レオ、叔母、と見送ったのですが、
悲しいと感じる暇もなかったように思います。
(有難いことです)
3月中旬頃には、6月いっぱいで廃業して(家の更新料払えないので)、
猫たちを可能な限り、新たな飼い主さんに託そうと思っていたので、
(それしかないと思った)
今、猫たちと一緒に那須にいることがとても不思議です。
家も庭も、リフォーム本番はこれからで、
その資金のための融資や補助金審査はこれからですが、
とりあえず、家賃負担から免れることができました。
廃業して実家に帰る、でも私自身はいいのですが、
実家はペット禁止の賃貸なので、高齢・持病もちの猫を何頭も
連れて行くのは難しく、それをどうしようと悩んでいました。
その問題が解決して、高齢の子たちをみんな連れてこられて
本当に安心致しました。
遠方の内覧におつきあいくださり、リフォームしてくださったLOYDさん、
那須内覧、契約の日にアテンドしてくださったaiさん、
リフォームのお手伝いしてくださったえつさん&aiさんには
心から感謝しております。
aiさんのアテンドがなかったら、那須に決めなかったと思います。
那須の不動産屋さんを調べてきてくれたのもaiさんでした。
今回、何人かの不動産屋さんにお世話になりましたが、
那須の不動産屋さんが一番親身に対応してくださったと思います。
蓼科を検討中には、多くの方から反対していただきました。
那須の中腹標高600mちょいでも凍結・積雪あるので、
標高1300mの蓼科は生活できないな、と今思います。
反対してくださった皆さま、有難うございます。
那須でも標高800m前後のところも内覧したのですが、
不動産屋さんからは強く反対されました。
女性ひとりで住むのは無理だ、と。
今は、それも納得です。
そうなると標高1300mのところに住むのはきついですね〜。
(しかも、長野の別荘地は、ほとんどが借地料を払わねばならず、管理費も高く
10年に1度くらい更新があり、しかも、長野の条例で
別荘地での営業を禁止しているので、カフェやブリーダーは
隠れてこっそり、となってしまう)
牛に引かれて善光寺ならぬ
猫に引かれて那須高原、的に
無我夢中でつきすすんできたら、那須にいた感じです。
落ち着いて考えると、蓼科より房総より那須のほうがよいと思いますし、
(住みやすさ、森の猫のイメージ、観光地が多い、東京からのアクセスなど総合的に)
那須の中でも、ここは、そこまで標高が高くなく、
病院、ドラッグストア、コンビニエンスストアが徒歩圏内で、
スーパーやファミレスも車で5分くらいで行かれます。
aiさんによると、「堂々と那須と言えるエリア、
御用邸の下といってよいエリア」だそうですし。
那須は来たことなく、よいイメージも悪いイメージも
な〜んにもありませんでした。だから物件探しも最後でした。
那須塩原市、那須町などの区別も全然ついていない状態で決めてしまったし。
(自分で探した不動産屋で、塩原温泉のほうの物件を見る予定だったのですが、
那須の不動産屋さんから、「そこは冬閉鎖するので定住できない」と言われ、
aiさんからも、塩原温泉と那須は別のエリアと指摘されました)
どうせなら、堂々と那須と言ってよい場所のほうがいいですものね〜。
等々力7丁目で「自由が丘」と名乗るようなのは
あんまり好きじゃないです
(等々力6〜7丁目くらいでも、不動産屋チラシでは「自由が丘」となっていて
自由が丘から徒歩15〜20分とかが強調されていたりします)
12か所一緒に内覧してくれたLOYDさん、
那須のことをよくご存じのaiさんと不動産屋さんが
ここなら定住OKお店OK、ここしかない、というなら、と
直感で決めましたが、ここでよかったと思います。
まあ、中野でお店始めた時も、等々力に移転した時も
桜新町に移転した時も、熟考の後の判断というより
思いつきと直感だけだった気がしますが……。
そして、クラウドファンディングにご協力くださった皆様のご支援がなければ、
移転の決断もできませんでしたし(150万集まらなかったら廃業と決めていた)、
ご支援がなければ、隣地(55坪)やその隣地(83坪)も購入できませんでした。
(お店やるにはこれらの土地を買って駐車場や眺望を確保する必要あり)
皆様、本当に有難うございました、
「(猫の)実家がなくなるのはさびしい」と多くのメッセージをいただき、
本当に、心から嬉しく有難く思っております。
皆様、是非、「那須の実家」に遊びにいらしてくださいね。
これから何回かにわけて、リフォームBefore/afterの中間報告をします。
(まだ完成にはほど遠く、来年秋にカフェ再開する段階でも未完成部分あるはず)
2020年12月12日
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