ラン&レオの娘の胡桃ちゃんが
2月1日に亡くなったとご連絡いただきました。
19歳と14日でした。
年をとってからは、てんかん、甲状腺、腎不全の薬を飲んでいて
昨年末から体調を崩しつつも
19歳のお誕生日の頃までは、なんとか元気にしていたようです。
亡くなる1週間前くらいからトイレがおぼつかなくなり、
1月30日からおむつを使うようになり、
31日には足腰が立たなくなり、
日付が変わる頃、ご夫婦に抱きしめてもらいながら
静かに息を引き取ったそうです。
人間なら92歳。大往生だったと思います。
いろいろ持病があったとはいえ、老衰といっていいのではないでしょうか。
おそらく、苦痛等もなく穏やかに眠りについたことでしょう。
うらやましいくらいの死に際です。
2003年1月19日に生まれた3にゃんきょうだいは、
RIENで初めて生まれた子猫たちでした。
そして、初めてお問合せをいただいたのが胡桃ちゃんでした。
オーナーさんも、ブリーダーに問い合わせるのは初めてでしたでしょうし、
私も、問い合わせをいただくのは初めてで、ドキドキしました。
富山から東京都中野区までご見学に来て下さいまして、
とても感じのよい若いご夫婦なので安心しました。
(私も若かったので、おそらく同世代)
その年に生まれた餡くんもお迎えいただき、
時々近況報告をしてくださったり、
東京にいらしたときは、カフェにお立ち寄りいただいたり、
私が富山に子猫を届けたときは立ち寄らせていただいたり、
19年に渡ってお付き合いさせていただいてきました。
胡桃ちゃんが亡くなったことは残念ですが、
長生きしてあっぱれ!と、どこか晴れ晴れした気持ちですし、
オーナーさんも、寂しいとは思いますが、
悔いなどはなく、楽しい思い出だけが残っていることでしょう。
猫の死因も自分の死因も選ぶことができないですし、
運命に抗うことはできないのですが、
長生きして静かに死んでいくのは、見送る側の気持ちが安らかなんだな、と
思うと、猫に長生きしてもらうためにできることはしなくては、と思うし、
私自身も、健康に気をつけて長生きしたいものだ、と思います。
それにしても、最初に生まれた子猫が長生きしてくれたことは、
ブリーダーとしてとても嬉しく有難いものです。
胡桃ちゃん、オーナーさん、本当に有難うございました。
ラン、レオと久々の再開を楽しんでね。
元気だった頃の胡桃ちゃん。
胡桃ちゃん&餡くん。
餡くんも今年19歳。
きょうだいの成長記録。
(19年前は、写真とHTMLファイルを、
ダイヤル回線とかISBN回線でアップロードしてたのです。
遅くならないように、写真のサイズも小さかったのですね)
http://nfcrien.xsrv.jp/kitten.03.1.19.html
オーナーさんからいただいたお写真たち。
http://nfcrien.xsrv.jp/rien/gallery/03.01.19/gallery5.html
http://nfcrien.xsrv.jp/rien/gallery/03.08.20/gallery6.html
http://nfcrien.xsrv.jp/rien/gallery/gallery20.html
19年前の私はマメだった……。
これらのページは、昨年サーバーのお引っ越しして
HTMLファイルと画像を新サーバーに移動しましたが、
移動しきれていない分もあるようです。
リンク切れ起こしているところがありましたら、
URLをお知らせくださいませ。
膨大な量の写真とHTMLファイルなうえ、
ファイルの名前の付け方や、フォルダのディレクトリがめちゃくちゃな時代なので、
写真がどこにあるか発掘するのが大変で、
一筋縄では移転作業ができないのです(昔の私が無知だったからなんだけどね)。
【追記】
19年前、この写真にヤラれたんだ、と、お送りいただきました。
ずっと保存していてくださって嬉しいです。
かわいい三毛ちゃんでしたよね。
次の子猫たちからは、生まれたときからの成長記録を
そのままサイトに残すようにしたのですが、
胡桃ちゃんたちの時は、まとめページみたいなの作って
成長記録全部は残さなかったのですね。
この頃は、安いコンデジを使っていたかと思うので、
画質も悪いし、ピントも怪しいですね。
この後、高級コンデジに買い替え、
2年後くらいにデジタル一眼を使い始めたように思います。
すべてが懐かしいです。
19年がアッという間なのが恐ろしい……。
書いて頂いた通り、苦しまずに眠るように虹の橋を渡っていったことが救いです。
本文中のリンクではないですが、開設当時にHPで掲載されていた、「薄緑のシーツをバックに、しっぽをピンと立てて歩こうとしている三毛猫」の写真に、夫婦そろってヤラれたことを思い出します。
あのカットが無かったら通り過ぎていたかも。
出会いとは奇跡の連続なんだな・・・と。
餡は、やたら甘えてくるようになりました。胡桃がこの世に居ないことを分かっているのでしょう。
出会いとは奇跡の連続、本当にその通りだと思います。
私もノルに出会わなかったら、ブリーダーや猫カフェなんて考えもしなかったでしょう。
最初にお譲りした子猫がFIPで亡くなっていたり、
最初にお譲りした方となんらかのトラブルがあったりしたら
とっととブリーダーをやめてしまっていたかも。
那須のウッドデッキで走り回る猫たちを眺めている今の時間も、
胡桃ちゃんはじめとする子猫たち、オーナーさんたちとの
出会いがあってこそ実現したのだと思っています。
ランやレオもウッドデッキで遊ばせてあげたかったな。
餡くんも、ご家族の皆様の寂しさが、
時間薬で和らぎますように。