6月1日から、マイクロチップ挿入・登録・名義変更が義務付けられましたが、
環境省が新しくデータベースを作りました。
6月1日以前に譲渡した猫で、この新しいデータベースにも
登録を希望されるオーナーさんは、6月30日までに
移行登録サイトからオーナーさん名義で登録してください。
(期限が1か月延びました)
移行登録サイトからの登録は、マイクロチップ番号があればOKです。
マイクロチップ番号は契約書に記載してあります。
これは私にとってもオーナーさんにとっても義務ではありません。
移行登録サイト
https://www.aipo.jp/transfer
おそらく、7月以降は環境省のデータベースに登録できなくなると思われます。
6月30日を過ぎると、おそらく、移行登録サイトが消滅するのでは、と
思いますので、二重登録をご希望の方はお急ぎください。
(もしかしたら、有料になるだけで、サイト自体存続するかもですが)
環境省のデータベースへの新規登録には、
「マイクロチップ挿入証明書」の画像データが必要です。
以前お譲りした猫については、この証明書がありませんし、
私も獣医師も発行することができません。
また、我が家出身猫は400頭くらいいるそうなので(とみにゃんさん情報)、
私が、過去に譲渡した猫を移行登録するのは難しく、
登録していない以上、環境省データベースの「名義変更」はできません。
6月以前に譲渡した子たちは、環境省データベースについては
新規登録に証明書が必要で、名義変更もできないので、
「移行登録サイトからの登録」しかできないのです。
移行登録サイトからの登録なら、証明書不要で、
マイクロチップ番号さえわかればOkです。
(「暗証番号」を聞かれたら、それは移行登録サイトではないはずです)
以前は、日本獣医師会のデータベース(AIPO)に
私名義で登録していました(任意)。
こちらは名義変更致しません。
そして、AIPOのデータベースが消えるわけではありません。
万一の時のことを考えると、AIPOは私名義、環境省はオーナーさん名義、と
二重に登録しておくのが安心です。
今回のマイクロチップずいぶんずいぶん前から、何度も
環境省と獣医師会に問い合わせをしてきましたが、
登録サイトができ、マイクロチップ挿入証明書の
フォーマットがダウンロードできるようになったのは
6月1日当日だったのです。
私が聞いたことと、獣医さんが聞いたことが全然違ってたこともありましたし。
6月1日に譲渡したい、という犬猫もいたでしょうにね……。
しかも環境省のデータベースの指定登録機関が日本獣医師会で、
そのことがわかったのも、5月下旬でした。
日本獣医師会がAIPOデータベースと
環境省データベースを両方管理しているのでわかりにくいです。
6月以降に譲渡した子猫は、私が環境省データベースに登録し、
登録証明書をオーナーさんにお渡ししています。
(これも6月1日になるまで、どんな証明書なのかわからず、
登録してみて、はじめて仕組みがわかりました)
オーナーさんは、その登録をオーナーさん名義に変更する義務があります。
そして、今後もAIPOが存続する限り、私名義で登録を続けようと思います。
環境省のほうは、名義変更が義務付けられていて、
万一、捨てられて保護されたような場合に、
私のところに連絡がこないからです。
今後、警察や動物愛護センターで保護した犬猫にマイクロチップが入っていた時は、
まず、環境省のデータベースを参照し、飼い主情報がなければ、
AIPOなどの民間登録団体のデータベースも参照するそうです。
まあ、GPS機能があるわけではないので、
マイクロチップが入っていたからといって、
迷子になった犬猫が見つかる可能性が高くなるか、というと
そういうわけでもないかもなのですが……。
ブリーダー、ペットショップ、飼い主、と
名義変更が義務化されることで、
行政がブリーダーやペットショップの所有頭数を把握握できるようになり、
従業員ひとりあたりの飼育頭数の基準が守られているかどうかの
チェックにもなる、というのも狙いのようです。
今まで、愛護センター等で保護した犬猫にマイクロチップが入っているのに
飼い主情報が登録されていない、ということが多々あったそうです。
ペットショップ等がマイクロチップをいれて、
申請用紙を飼い主に渡しても、飼い主が登録しなかったのでしょう。
(AIPOの登録には1000円かかりますし、以前は、郵便局の窓口で払い、
払込用紙の控えをを申請用紙に貼り付けてAIPOに送らなくてはならず、
なかなかめんどくさかったのです)
なので、ブリーダーが登録すること自体が義務になったのでしょう。
ブリーダー、ペットショップ、飼い主、と所有者が変わる度に
名義変更も法的な義務になりました。
登録、名義変更の際には、300円必要なので、
日本獣医師会は潤いますよねぇ……。
2022年06月18日
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