ツイッターではちょこちょこつぶやいていたので、
ご存じの方も多いかと思いますが、
8月31日に、海老蔵が腫瘍のため左前足の切断手術を受けました。
今週、その病理検査の結果が出て、「繊維肉腫」であり、
遠隔転移の可能性は低いが、再発の可能性はないわけではない、ということでした。
(切断した部分の骨も検査していただいたのですが、
カルシウム分を除去する「脱灰」という作業に時間がかかるため、
結果が出るまでに約1か月かかりました)
切断後、抜糸を待たずに、3本足でぴょこぴょこ歩くようになり、
1mくらいの出窓くらいなら、難なく上り下りするようになりました。
体重も増加傾向で、とても元気にしています。
以下、昨年からの経過です。
2021年秋 左肘に1センチ程度のしこりを発見
那須の別の病院にてレントゲン撮影、10年前の骨折時にいれたピンが原因だろうとのこと
(針生検では、腫瘍の可能性も否定はできない、程度の書き方だったので様子見に)
2022年 1月 現在の病院に転院・糖尿病の治療を開始。
2月 血糖値が安定せず、世田谷の病院に相談。
4〜5月頃から左肘のしこりが大きくなったが、中身は関節液であるとのことで様子見に。
6月末 しこりが握りこぶし大になったので水を抜いていただく。
8月8日 再度しこりがこぶし大になったので水を抜いていただく
8月25日 しこりがこぶし2個分くらいになったので水を抜いていただく。
初めてレントゲン撮影し、那須の先生がピンが入っていることを知る。
【那須の動物病院の見解】
幼少時の骨折手術時に入れたピンの部分から長時間かけて関節炎が進行し、
現在は、変形関節症の状態になり、関節液が滲出してきている。
おそらく、関節包が崩壊しているだろう。
ピンを抜く手術をして、関節包を修復したほうがよいと思うが、
その手術は、当院ではできない。
ピンを抜くことが妥当かどうか、関節固定術を施したほうがよいのか、など
まず、手術をした病院に相談してほしい。
(那須の病院は、整形外科関係は
栃木県南部の整形外科専門医を紹介しているとのこと)
痛みがあると思われるが、8月8日の血液検査で、
SDMAが15で、初期腎不全となっているため、
腎臓への負担を考えて鎮痛剤は処方しない。
肘部分に潰瘍ができているため、化膿防止のため、
抗生剤セファクリア75rを朝晩投薬してほしい。
【世田谷の院長先生の見解とその後の経緯】
ピンが原因の炎症というなら、進行が速すぎる。
腫瘍の可能性があるので、一刻も早く診察してほしい。
ピンを抜くだけで済むなら、その手術ができるようにするので、
朝ごはんを抜いて、明日(8月27日)来ることはできないか?
↓
8月27日に世田谷に行く。
患部をご覧になった院長先生は、「ピンを抜くだけでは済まなそう」
「まず、針生検で病理検査」「悪いものなら断脚」
「悪いものでなくても、手術の方法を考えなくてはならない」とおっしゃった。
↓
那須の先生にご報告。
もし、悪性だった場合、断脚手術は可能かと質問すると、
それは可能、とのこと。
(ピンを抜く手術のほうが難しいということのようだ)
↓
8月30日に、病理検査の結果が出る。
「悪性腫瘍なので、断脚を勧めます」との世田谷の先生。
断脚なら那須の病院でも手術可能、片道3時間かけて
世田谷に行って手術するより、那須で手術したほうが
海老蔵の負担が少ないのでは、ということに世田谷の先生も同意してくれた。
すぐに那須の先生に結果をファクスすると、
「明日(休診日)手術しましょう」とお電話いただく。
↓
8月31日 手術
手術当日は、モルヒネで疼痛管理をしていただきましたが、
翌日にはモルヒネを切ったそうです。
モルヒネ投与中は吐き気など出ることもあり、
食欲はなかったそうですが、
モルヒネを切ったらすぐに、ちゅーるやごはんを
ガツガツと食べるようになり、
手術の翌々日には退院しました。
7〜8月、那須の病院では、いつも機嫌が悪く、
ちゅーるでつらないと採血などの処置ができなかったのですが、
足を切断したら、先生や看護師さんに甘えるようになり、
「今まで痛みがあったのかも?」
「早く痛みに気付いてあげられなくてごめんね」と言われました。
うちでも、7〜8月はしんどそうだったのが、
足を切ったらスッキリしたように見えます。
猫は前足に70%の体重がかかっているそうで、
後ろ足1本なくなっても生活にほぼ支障なく、
前足がなくなったほうが、不都合だ、と説明を受け、
出窓などお気に入りの場所に行かれるように、
1段が低い階段やスロープが必要になるかな、と
LOYDさんにも相談していたのですが、
全然、心配なかったです!!
1mくらいのところなら、軽々ジャンプして飛び乗り、
普通に飛び降りてます。
飛び降りる時にあごをぶつけるかも?と言われましたが、
その心配もなく、器用に軽やかに飛び降りてます。
体重も増加傾向にあります。
手術前は体重が減少していたのですが、
それは痛みのせいだったのでしょう。
痛みがなくなって、食欲モリモリで、
このままだと、糖尿病再発の心配をしなければ……。
糖尿病再発、切断した部位付近での繊維肉腫再発のチェックのため、
今後も1〜2か月に1回、病院に行く予定です。
現在、ちょこちょこ、YouTubeでライブ配信をしています。
海老蔵も映ると思います。
3本足で少し痛々しいですが、以上のような経緯ですので
どうぞご心配なく。
ウッドデッキを走っていることもありますので、
元気な姿を皆様にもご覧いただけたら、と思います。
2022年09月30日
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