ご連絡いただきました。生後7か月でした。
1月15日に、FIPの疑いとのご連絡をいただきました。
近所の動物病院では無理とのことで、近隣の大きな病院に
入院したけれど、そこでもFIPの積極的治療はできないとのことでした。
元気消失、体重減少、貧血、黄疸などの症状から、
私もFIPの可能性が限りなく高いと思いました。
ブルーム動物病院へもなんとか行くとこができるとのこと、
ムースくんの時のこともご説明し、
診断も治療も、ブルームさんがベストでは?と申し上げました。
すぐにブルームさんを予約され、16日の朝イチで診察していただいたところ、
やはりFIPの可能性が高く、だとしたらすぐに治療を開始しないと危険とのことで、
確定診断を待たずに、入院、MUTIANの注射での治療を開始していただきました。
貧血がひどかったため、兄弟のはちくんから輸血もしました。
はちくんは、途中の車で鳴きどおしだったそうですが、
クロスマッチ適合し、採血も頑張ってくれました。
輸血の結果、血液の状態は少しよくなりました。
しかし、MUTIANの効果が出るのを待てずに、
18日のお昼頃、息をひきとったそうです。
FIPの可能性を指摘されてからのオーナーさんのご判断は
とても迅速だったと思います。
ご自身でも検索され、私にもご相談いただき、
こまくんにとってベストな治療をしていただけたと思います。
初診時の血液検査結果だけならば、ムース君の時と
同じくらいの状況だと思っていたので、
きっとこまくんもムースくんのように寛解すると思っていました。
とても残念です。
オーナーさんご家族はもっと無念な思いをされていることでしょう……。
オーナーさんご家族は、はちくんをお迎えになってから、
勘三郎の子猫がほしいとずっとおっしゃってくださっていました。
勘三郎の最後の子猫のこまくんを、是非に!とお迎えいただいたのに、
7か月でお別れととなってしまって、申し訳ないです。
お仕事もお忙しい中、こまくんの治療に手を尽くしていただき、
心から感謝しています。
こまくんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
そして、FIPが予防可能な病気になる日が1日も早く訪れますように。
人間コロナのワクチンが、猫のFIPに応用されてくれることを
願ってやみません。

供血をがんばったはちくん。

はちくん&こまくん&先住ノルさん。
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