心筋症を発症・死亡するご報告が相次いでおります。
猫たち、オーナーさん方には申し訳なく、私も心を痛めておりましたが、
このたび、某ペット遺伝子検査会社において、RIENの猫たち・RIEN出身猫たちの
大規模なゲノム解析を行っていただけることになりました。
つきましては、RIEN猫オーナーさん方に
DNA採取のご協力を頂けると幸いです。
●検査方法
ご口腔内粘膜を綿棒でこすり取ってご送付いただきます。
(送料はかかりません)
※DNAを解析し、結果を発表すること等についての同意書へのご署名
猫の情報(体重、検査歴、病歴等)のご記入をお願い致します。
●検査の流れ
@DNA採取にご協力いただける方は、
猫の名前
オーナーさんの名前
郵便番号
ご住所を
メール、LINE DM等でお知らせください。
(それを、エクセルかラベルやさんにコピペして
宛名ラベルを作成します。
ご協力いただけることでお気持ちは伝わってきますのでメッセージは不要です。
メッセージをいただいてもお返事できない可能性が高いです)
メールアドレスは、sw★rien222.com です。
(★を@に変えてください)
締切は、7月10日とさせていただきます。
(この時点のご協力者数を検査会社に連絡し、
キットを渡部宛に送っていただきます)
A渡部から皆さまに、検査キット、書類、返信用封筒を送ります(7月20日前後を予定)。
B口腔内粘膜を採取した綿棒、書類を返送してください。
(返送先は解析先の会社となります)
※10日以内程度で返送していただけと助かります(7月中くらい)。
※現時点では、会社の名前を非公開でお願い致します。
●検査にご協力いただきたい猫さん(RIEN出身猫のみ)
↓クリックすると大きくなります(敬称略)。
@こちらの家系図に名前が載っている猫さん
(魔鈴・はるか・勘三郎・七之助の子・孫は可能なら全頭。
母猫たち、日和、セサミ、グロリア、いぶき、白雪姫)
A心疾患の猫さん(家系図に載っていない猫さんでも歓迎)
BBNPが年々上がっている、心筋厚が年々厚くなっている等
将来心筋症になる可能性がある猫さん
(家系図に名前が載っていなくても歓迎)
●解析の具体的な内容(スライドは解析会社ご提供)
まず、PCR検査とゲノム解析についてご説明します。
PCR検査とは、「すでにわかっている遺伝子変異」が
あるかどうかを調べるものです。
人間の鼻粘膜の中に、コロナウィルス特有の遺伝子があるかどうか、とか
猫の口腔粘膜や血液から採られたDNAの中に、
HCM(肥大型心筋症)の遺伝子変異があるかどうか、などです。
猫の肥大型心筋症については、
MYBPC3遺伝子中にメインクーンに特に多い変異p.A31P
ラグドールに特に多い変異p.R820W
MYH7遺伝子中にアメリカの雑種ネコ1頭のみから発見されたp.E1883K
の3種類の遺伝子変異しか解明されていません。
MYBPC3の遺伝子変異については、PCR検査が可能です。
RIENの親猫の一部は、メインクーン、ラグドールについて遺伝子検査陰性と出ています。
遺伝子検査陰性、エコー検査でも問題なし、という両親から、
心筋症の子猫がたくさん生まれていることは、上記3種類とは別の遺伝子が
作用している可能性があります。
この未知の遺伝子を探す研究がゲノム解析ということになります。
ゲノムとは、生物の持つ遺伝情報全体のことで、
DNAに書き込まれた全情報を指します。
たくさんの猫のDNAをゲノム解析し比較し、
心筋症を発症している猫に共通する遺伝子変異を発見できれば、
4その遺伝子型を使って安価にPCR検査ができるようになります。
PCR検査ができるようになり、ブリーダーが交配前にPCR検査で
心筋症遺伝子を持っている猫を交配から除外すれば
心筋症の遺伝子を持つ子猫の誕生を減らすことができます。
ゲノム解析において、個体のゲノムをすべて解析・比較するには
費用も時間もかかってしまいます。
そこで、全ゲノムではなく「たんぱく質コード領域」と言われる部分のみ、
その中でも人間の心臓病の領域に係ることが分かっている領域のみにしぼって
解析・比較する、という手法を使うそうです。
今回は、心筋症発症している子、その血縁の子で解析をするため、
解析領域をしぼっても、
新たな遺伝子変異箇所を発見できる可能性が高くなります。
親猫と心筋症を発症している子のDNAは必ず提出するとして、
心筋症を発症した子のきょうだいのDNAをできるだけたくさん
解析することで研究の精度があがります。
もし、新たな変異を見つけることができれば、
日本の、世界の将来の子猫のためになるはずです。
お手数をおかけ致しますが、RIEN猫オーナーの皆様には
是非、この研究にご協力いただきたく、
何卒よろしくお願い致します。

