2018年08月06日

ワクチンについて

この数日パルボウィルス関連の記事をたくさん書いているので、
RIENねこオーナーさん方も「うちのねこは大丈夫か!?」と
心配されているかもしれません。

毎年ワクチンを接種している猫は感染しても発症しないはずです。
1頭でも複数でも変わりません。
オーナーさんが、RIENに遊びに来たり、他の猫カフェに行ったりしても大丈夫です。
(他の猫カフェに行ったら、その日はRIENに来ないでくださいね〜〜。
できれば、どこそこの猫カフェにいつ行きました、と申告していただけると助かります)
猫同伴でRIENに遊びに来ても大丈夫です。

8月、ジャスミンちゃん、らおんくん、ルシアちゃんをお預かりする予定ですが、
1年以内にワクチンを接種しているご連絡をいただいているので、まず問題ないでしょう。
(ジャスミンちゃん、ルシアちゃんはかかりつけ病院もうちと一緒です)
雪桜くんは、お盆休みの間にワクチン予定だそうなので、
再度合宿することになっても大丈夫でしょう。

ただ、「ワクチンを毎年接種すべきか」という問題について、
今までは、「1歳で接種したら、その後は3年に1度でいいですよ」と申し上げてきました。
アメリカで、ワクチンの効果が7年持続するという論文が出て以来、
アメリカでは、3年に1度の接種が主流になっていると聞いたからです。
特に、高齢猫でワクチン後に熱が出たり元気・食欲がなくなったりするという場合、
「お外に出ない子なら、10歳超えたらワクチンいらないんじゃない?
でも、健康診断は毎年受けてね」とお答えしてきました。

今でも、この考え方でいいだろうと思いますが、
高齢の猫がおうちにいる方は、当分、猫カフェにはいかないほうが無難です。
(RIENも含めて)
山梨の猫カフェでパルボが発生して臨時休業をしていますし、
問題のチェーン店が今後どうなるかもわかりませんし、
どこにウィルスが転がっているかわからない感じです……。

そして、頭をよぎったのはプリンスくん。
2014年にワクチンの副作用で生死の境をさまよって以来、
ワクチンを接種していないと思います。
翌年は、抗体価の検査をしたうえで、ワクチンをやめ、
RIENに猫連れで遊びにくることもなくなりました。
(うちも等々力から桜新町に引っ越して、ご近所じゃなくなってしまいましたし)
おそらく、それ以降、乙姫ちゃん・プリンスくん・エディくんの
ワクチンを接種していないのではないかと思います。
(怖くてワクチンうてませんよね〜)

このような場合は、オーナーさんがRIENに遊びに来てくださった時、
お帰りの際に、全身AP水で消毒していただいて、
おうちについたら猫を触る前に着替える、ということで
万一、RIENにウィルスが入ってしまった場合でも、
おうちのねこたちに移すことを防げるのではないかと思います。

玄関にAP水のスプレーを置いておくようにしましたので、
おうちの猫さんが心配な方は、RIENから帰る際に
全身にスプレーしてくださいね。

今日、動物病院で、パルボ事件のことを話し、
うちの子たちどうしましょう、ということもご相談してきました。
休診日だったので、3年目の若い先生に対応していただいたのですが、
彼が入ってから、パルボウィルスの猫がきたことは一度もないそうです。
(その前も、あまりなさそうですが)

ワクチン接種したおとな猫ばかりの猫カフェでパルボが蔓延することはまずないだろうけれど、
そういった猫もパルボのキャリアになっている可能性がないとはいえず、
そういった猫から、数か月後に、お客様を通じてウィルスが運び込まれる可能性も
ないとはいえない、ということは、私の認識で間違いなさそうです。
うちは子猫がいるので、念の入れすぎということもないみたいです。

なので、猫カフェのはしごを禁止するのは合理的なことだし、
もし、「はしごしてません」という嘘が心配なら、
手だけじゃなくて、猫が触る可能性のある、足もと〜ひざなども
消毒してもらうと確実ではなかろうか、とのことでした。
一見さんお断りにしてるなら、そこまでしなくてもいいでしょう、とのこと。

ワクチンの頻度については、まず、何頭か抗体価の検査をしてみて、
そこそこ抗体があるなら、3年に1度でいいんじゃないか、とのことでした。

パルボウィルスは、細胞分裂が著しい場所で増加するんだそうで、
子猫の場合は成長期だから、内臓(特に腸)や脳も細胞分裂・成長が著しく、
消化器症状が激しく出たり、神経症状が出たりして、短期間で死に至るそうですが、
成猫の場合は、成長がとまっている分、そこまで激しく症状が出ることはないらしいです。
(先生も、パルボの診察・治療経験がないので教科書的なお話し)

今日は、カフェ最高齢のレオと乳腺腫瘍で闘病中のアリスを連れて行って、
(できればワクチンをうちたくない)
パルボ、ヘルペス、カリシのワクチンの抗体がどれくらい残っているかの検査をしてもらいました。
(ついでに、少し前倒しの定期健診も)
外注検査なので結果が出るのは数日後ですが、その結果で、ワクチンを検討します。
どちらもゼロに近い数値だったら、高齢猫たちも全員毎年接種、かなあ?
微妙な数値だったらどうしましょう?
(ただ、高齢猫は重症化しにくい、という点からは、微妙な数値でもゼロでなければ
3年に1回でいいのでは、ということになるかもしれません。
結果によっては、先生方がまた検査会社に質問したり、
その他の方法でも調べて答えを出してくれることでしょう)

ワクチンは4000円、抗体価検査は8000円なので、
ワクチンうっちゃったほうが安いのですが……。

プリンスくんのワクチン副作用事件の数週間〜数か月後に、
富姫の子猫のエリザベスちゃんという子が、ワクチン接種1週間後に
具合が悪くなって入院し、数日で亡くなってしまったことがあります。
ワクチンの副作用かどうかはわかりませんが、
プリンスくん事件のすぐあとだっただけに、
ワクチンの副作用かも、と怖くなった記憶があります。
子猫のワクチンは、見送るという選択肢がないので、
副作用だったとしても、それは仕方ないのですが、
老猫のワクチンは、ワクチンの副作用とワクチンを打たないことの危険を
天秤にかけて、どちらが怖いかで悩む余地があるので……。

ワクチンについて、悩んでいる方がいらしたら、
メールをくださいね。
posted by RIEN at 22:02| 東京 ☔| Comment(0) | 病気・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月25日

咳と逆くしゃみ

先日、karinonさんちの奏風ちゃんが咳をするので
病院でレントゲンを撮ったけれど異常なしで、
その後、動画撮影に成功して獣医さんに見てもらったら
「典型的な『逆くしゃみ』なので心配ない」と言われた、と
ご報告がありました。

逆くしゃみ? 聞いたことがない言葉だったので
調べてみたところ、我が家の年寄りにゃんずの咳は
もれなく、逆くしゃみのようでした。
先月、ミルキーが頻繁に咳をするのでレントゲンを撮ったところ異常なし、
その翌日からチェルシーも咳をするようになって、しばらく様子を見ていたのですが、
10月に入ったら、2にゃんとも咳をしなくなりました。
こちらも、逆くしゃみだった可能性が高いです。

逆くしゃみというのは、息を鼻から吸い込む動作で、
息を吸いこむときに咳のような音が出るようです。
咳の時は口をあいていて、逆くしゃみの時は口を閉じている、
という見分け方をあげているサイトがあって、なるほど、うちの子たちは
みんな口を閉じてた! と思いました。

くしゃみは異物を外に出そうとするけれど、
逆くしゃみはのどの中に落とし込んで飲み込む動作のようで、
逆くしゃみの後に、ごっくんと飲み込むことも多いようです。

「咳をする」というご相談、けっこう多いです。
みなさん、レントゲンを撮っても異常なしなので、なんだろう?と
思われていたと思いますが、逆くしゃみだった可能性が高いですね。

咳?と思った場合、続くようならば、
一度レントゲンを撮るのが安心だと思います。
肺炎、気管支炎、肺水腫、胸水、気管虚脱など、
病的なものではない、ということがわかれば、
おそらく、逆くしゃみの可能性が高いだろうと思います。
動画を撮って先生に見ていただくと、もっと安心です。
(私、スマホをあまり持ち歩かないので、撮れないのです……)

参考サイト
http://www.konekono-heya.com/karada/seki.html

http://catfoodies.com/gyakukusyami-tomeru

※You Tubeで「猫 逆くしゃみ」で検索すると、
さまざまなパターンの逆くしゃみが見られると思います。
posted by RIEN at 19:31| 東京 ☔| Comment(0) | 病気・健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする