2020年01月05日

皆様、年賀状を有難うございました。

今年はバタバタしていることを言い訳にできますが、
例年、お返事をしていないにもかかわらず、
今年も、たくさんの年賀状をいただきました。

本当に有難うございました。

どうしているかな……と気になっていた子たちが
元気なことがわかって、本当に、本当に嬉しかったです。
どの子が元気なのも嬉しいのですが、FIPから生還したディエゴくんが
元気でいてくれたことが、とにかく嬉しくて。
よかった〜〜〜〜と感涙。

年末年始はバタバタで、今も日々新たな問題が湧いてきているのですが、
そんな日々の中で気付いたことがあります。

「家族」とは、その人が生きていてくれるだけで、
この世にいてくれているだけで、
それだけでいい存在のこと、なんだな、と。

人間の家族だけでなく、
うちの子になってくれた猫たち、
うちで生まれた猫たちとそのオーナーさん方は、永遠に私の家族です。
時間的距離的に離れてしまっても。

だから、ご無沙汰してしまった皆様も、
困ったことがあったら、いつでもご連絡くださいね。
便りがないのは元気な証拠、ですが、
便りもいつでもお待ちしております。

そして、「暗夜行路」「和解」を
読み直してみようと思っています。
posted by RIEN at 21:56| 東京 ☀| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月25日

クリスマスですね。

先週、母の弟が倒れて救急車で運ばれたと連絡があり、
いろいろやりとりをしている中で、母の姉も入院中ということが判明しました。
叔母のほうは、私がさんざんお世話になった人です。
詳細は教えてもらえなかったのですが、
およそのことからでもネット検索すれば、
だいたいの数値や今後のことは予想がつきます。
入院を知った翌日から、叔母の病室に通い始めました。
賑やかにしているのが好きな人だし、
少しでも疲れたほうが、夜ちゃんと眠れるようなので、
テンションあげてます。
昨日に至っては、個室なのをいいことに、
いとこと酒盛りしちゃいました。
個室なのをいいことに、テレビに細工して
アマゾンプライムやネットフリックスも見られるようにしちゃったし。
叔母の好きな美空ひばりや八代亜紀を大音量で流しながら
缶チューハイで乾杯です。
(看護師さんも見て見ぬふりしてくれている模様)

姉弟が相次いで入院ということで、母のことも心配ですが、
いろいろ料理作って張り切ってお見舞いに行っていて、
なんだかとっても元気です。
(あまりよくわかっていないっぽいですが……)

猫にかまけて家族親戚と疎遠になり、不義理していたのですが、
悪くないクリスマスです。
ディケンズのクリスマスキャロルを読み返しています。

猫オーナーさんたちとお話やメールのやりとりをしていると、
ご家族親戚の看病介護をされている方多いです。
皆さん、猫とお仕事抱えながら、頑張っていらっしゃいます。
いろいろな問題が出てきてあちこち奔走したり、
病状に一喜一憂したりしながら、ですよね、きっと。

私は無宗教ですが……
皆様に神のご加護がありますように。
posted by RIEN at 12:52| 東京 ☁| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月20日

母元気になる。

4月〜8月はうつ状態で、妹宅でほとんど寝て過ごし、お盆に自宅に帰ってからも
同様に寝てばかりの母でしたが、突然元気になりました。

9月初めに一緒に精神科に行き、
私が以前使っていた抗うつ剤と躁状態を抑える薬を
処方してもらってから約2週間。

最初の10日ほどはあまり効果が見られなかったようですが、
先日、実家に行ったら母が庭仕事をしていてビックリ。
どうしたの?と聞くと、その日はテニスを1時間してきたとのこと。
その前日まで、そんな元気なかったそうで、
帰宅した父も驚いていました。
その後、花屋で花苗を買ってきて植え替えて飾ったりしているようなので、
ずいぶん、気力がわいてきたようです。

とはいえ、躁鬱病(双極性障害)で入退院を繰り返していた時期も10年近かったし、
躁状態になると、暴力的になったり、突然遠くに行ってしまったり、
むやみに散財したり、と、うつ状態より大変になることもあったので、
まだ安心はできないのですが、寝たきりになったらどうしよう?という
心配はとりあえずクリアできた模様です。
(1時間テニスできる体力・筋力が残っていて安心しました)

その抗うつ剤、私が使った時は、すごく効いた感じはしなくて、
薬を増やしても減らしてもあまり変わらなかったのですが、
母には、「私にはすごく効いた。お母さんにも絶対に効くから、
最低2週間飲んで。鎮痛剤等と違って即効性はないけど、
2週間飲めば効いてくると思うから、自己判断でやめちゃだめ」と言っておいたんです。
そしたら、ほんとに2週間で元気になった……。
砂糖玉を飲ませておいても効いたかな……?

しばらくは、頻繁に実家に帰る必要はなさそうなので、
荒れ果てたうちの庭の手入れをしたり、
アブラギッシュになってきたにゃんずを洗ったりしなくては、です。

そういえば、8月9月は葬式、手術、急患なく、
にゃんずは平穏に過ごしてくれました。
(病院に行ったのがワクチンだけなんて久々!)
ありがたや〜。
posted by RIEN at 19:25| 東京 ☀| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月07日

近況

たくさんの方に、私の母のことをご心配いただき、
ありがとうございます。

腫瘍マーカー含め、いろいろ検査をした結果、
身体的にはどこにも悪いところなく、健康優良婆でした。
本人は、その結果にガッカリした様子で、
(その気持ちはなんとなくわかる)
気力がない、気力がないと、寝てばかり。
1〜2か月、抗うつ剤を飲んでみたほうがいいのでは?という提案を
ようやく聞き入れてくれて、先日精神科で薬をもらってきました。
過去には、もっと重度の躁鬱を繰り返していたことを思うと、
今回は軽度なほうだと思います。

ショックだったのは、私がお世話になった精神科の先生が
東大の助手になって、その病院からいなくなってしまったこと。
(昨年の夏〜秋に、暑さで通うのが辛くなってなんとなくやめてしまった)
私自身が今度調子を崩したとしても、東大病院に行くほどじゃなさそうだし、
でも、あんなにテキパキしていて、ついていけば治りそうな気にさせてくれる、
精神科医のお医者さんってあまりいないからなあ。とても残念。
まあ、使う薬がわかっていて、入院させてくれる病院があれば、
それでなんとかなると思うのですが。

母は、私が実家で家事をしていると、なんとなく周りでウロウロしたり
手伝ってくれたりしているので、一緒にやっているうちに
以前のような状態に戻ってくれるんじゃないかなあ、と思います。
(3月までテニスして走り回っていたんですからね)
寝てばかりいたら、そのうち、認知症に移行してしまったり、
足腰が弱ったりしてきそうなので、少しでも一緒に動く時間を作りたいと思います。

が、何といってもうちと実家が遠いので、通うのが大変。
父も母も、「大変だからもう来なくていい」というのですが、
行かなかったら寝たきりになっちゃうじゃないか〜。

先日、アルくんをお届けに行った際に、
パピヨンの茶白の小柄な女の子がいて、
その子がおとなしくてすごくかわいかったのです。
母は、もう犬はいらない、というのですが、
道で拾ったとかいって、パピヨンを押し付けてこようかな。
(父も妹も犬を迎えることに賛成)
たぶん、犬よりうちの両親のほうが長生きすると思うし。

ノルの子猫探しも継続中ですが、来年子猫が生まれたら譲ってくれるはずの
ブリーダーさんが、その子猫の父親となるべき男の子を見つけた、と
連絡をくれました。
7月生まれの男の子を、明日見学に行くんだ、といって、
その男の子の写真や血統書のURLを送ってくれました。
私もその男の子が気に入ってしまって(私がほしいくらい)、
まだ生後2か月にもならない子猫の、将来の子猫が楽しみになってきました。
母猫たちもみんな美人なので、誰の子猫でもきっとかわいい。

もうひとり、上記とは別のブリーダーさんで、
上記とは異なる血統の親猫たちを持っている方を見つけました。
連絡をとったところ、私の猫の血統書を送れとか、
(近親交配にならないかチェックしたい、というので、
他のブリーダーさんから譲っていただいた子の血統書を全部スキャンして送った)
うちの猫たちの生活環境の写真を送れ、とか矢継ぎ早に質問やリクエストをしてきて、
家が狭いとか、庭がないとか、そんな理由で断られるかなあ、と思ったのですが、
来日経験のある方で、日本の住宅事情を理解してくださる方でした。
そのうえ、ドイツの日本大使館のようなところに自分で連絡をとって
日本の検疫システムのことを調べて、
「読んでおきなさい」と日本の検疫所のURLを教えてくれました。
こちらからの一番最初のメールに、日本の検疫の概要を書いて、子猫が生まれたら
具体的な書類、狂犬病ワクチンの時期や種類を説明しようと思っていたのですが、
すばやいお方だ……。
(最初にコンタクトをとってから1週間たっていない)

何人かのブリーダーさんにメールしてみましたが、
返事がこないことも、さまざまな理由で断れることも多く、
勘三郎に頑張れるところまで頑張ってもらったら、
それでブリーダーもおしまいかな〜とも思っていたのですが、
もしかしたら、来年〜再々来年に2〜3頭迎えることができるかもしれません。

母が復活して、次世代の猫を迎えることができるなら、
もう少し、ブリーダーを続けたいなあ、と思いますが、
どうなることやら、です。

今年は運気が低迷しているな、と思っていたし、
動物病院の院長先生からも「お祓いに行け」と言われていましたが、
ドン底は越えた……ような気がしています。そうであってほしい。

最近読了した、宮本輝の「流転の海 第八部 長流の畔」のあとがきに
こんな文章がありました。
「どこが始まりでどこが終わりなのかわからない長い長い川の畔を旅していて、
疲れ果てて倒れこんでしまう時があっても、そこには毒虫もいれば菫(すみれ)も咲いている。
そのどちらと出会うかは、「運」ではない。「意思」である。
累々たる死と失敗と挫折は、それらを乗り越えるごとに、
源が遠ければ遠いほど流れは長いことの証となる。
流れのはるか彼方の、目に見えない未来で待つ生が燦然と輝くであろう証である」
それこそが、「流転の海」で書こうとしたことだと書かれていますが、
他のどの作品にも、その考えは根底に流れていて、
どの作品を読んでも、読後に希望が湧いてくるのですよね。

毒虫と菫、どちらに会うかは、運ではなくて意思。
意地でも菫を見つけるぞ、という強い意思を持って生きたいものです。

posted by RIEN at 21:20| 東京 ☁| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月29日

ペット可物件

突如、自分の墓がほしくなり、樹木葬で検索してみた。
ポータルサイトのようなものがいくつかあり、
項目に、「ペット埋葬」の可不可があるのに驚いた。
ペットは頭数無制限から、ペット1体5万など、金額もさまざま。

おひとりさま用、夫婦や家族用に加えて、
友達とはいれる「墓友可」まで。

世田谷が案外安くて、千葉茨城栃木が高かったり。
(区画の広さが違うのだとは思う)

ただ、植えられる樹木に制限があり、
なんでも選べるわけではない。
大きな木の周りに遺骨を埋められるだけのところもある。
それなら、二束三文の里山買ったほうが安いかも?
(ずいぶん前、山林里山だと数十万で販売してたんだけど、
今検索したら、そんな安い土地なかった)

死にたくなったわけではなく、
好きな木を1本植えられる土地がほしくなり、
樹木葬の墓ならアリ?と思い、
それなら、にゃんずの墓にもなるな、と。
遺骨、年々増えてるし。

少し前、どこかの国で、遺体の堆肥化が法制化された、
というニュースを見て、その時は、堆肥はやだなあ、と思ったけど、
樹木葬にするなら、堆肥化したほうが、無駄なく土に還れるかも、
という気もしてきた。日本では火葬じゃないとだめかな?


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2019年07月09日

いっこくらいは、いいこともあるものだ。

子猫熱が盛り上がり、盛り下がったところに、
公庫から猫輸入費用融資OKの連絡がありました。

子猫の病気続いてお金ないんだけど、
このままだと、父猫いなくなって、
子猫生まれなくなるか、近親交配になっちゃうかなので、
お願い、お金貸して! という相談を
動物飼育経験のない公庫行員さんにすること、約1時間。

にこやかに、丁寧に話を聞いてくれたものの、
赤字だし、事業としての見通しはイマイチですね、と
融資は難しそうな雰囲気でした。

なので、融資決定のご連絡にちょっとビックリ。
今までの融資の返済が遅れることなく、
二回とも完済していることを評価していただいたようです。
(あとは、面談時に、資料をたくさん用意したこととか。
最近の子猫がスムーズに新しいおうちが決まって、
行員さんは、それもHPでチェックされたようだし
ご予約金などのお振込み記載のある通帳を持っていったことも、
新しい親猫が来れば、今より事業が良くなるだろうとの
評価につながったっぽい)

事業としての見通しが、常に崖っぷちなのは
自分でもわかってるし、
輸入できたとして、その子がちゃんと子供作れるか、とか
遺伝疾患持ってないか、なんてわからないのに、
雄猫輸入費用を貸していただけるとは。
面談してくださった行員さんが、稟議にかける際、
頑張ってくださったのでしょう。
有り難いです!

せっかくの融資を使い込んでしまうまえに、
美しくて健康な子猫に巡りあえますように!
posted by RIEN at 17:33| 東京 ☁| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

興味深い医療関連記事いくつか。

感染症じゃないのに流行 ペルーのギランバレー症候群
https://digital.asahi.com/sp/articles/SDI201906202251.html?iref=com_api_hea_sakaitop

ギランバレー症候群に学ぶ自己免疫疾患のやっかいさ
https://digital.asahi.com/sp/articles/SDI201906282308.html?iref=com_api_hea_sakaitop

ピロリ菌と難病の不思議な関係 興味深い自己免疫疾患
https://digital.asahi.com/sp/articles/SDI201907042353.html?iref=sp_new_news_list_n

ストレス多いと乳がん悪化
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASM7845T8M78ULBJ007.html?iref=sp_new_news_list_n
posted by RIEN at 06:57| 東京 ☁| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月08日

ぶれない好み

いくつかのキャッテリーで、いいなと思う子猫を問い合わせ、
ことごとく縁がなかったのですが、
それらの子猫の血統を、未練がましく見直していたら、
全員、祖先に同じ猫がいることが判明。
気に入った子猫たちは、いとこ半とかはとことか、そんな感じ。
だから、雰囲気が似ていたのね。納得。

勘三郎をお迎えした時も、みなさんに、
うちで生まれそうな顔立ち、と言われましたしね。

私の猫の好みはブレないんだな、と、
自分の猫面食いを再認識しました。

そうそう、5月頃だったか
イネスの実家に、素敵なシルバーの男の子がいたので、
彼の息子でシルバーが生まれたらほしい、と連絡したら
「彼は、8歳なので、先週、去勢した」と返事が。
ほんとに、今年は、ことごとく縁がないのでした。

今は、猫をお迎えする時期ではない、ということですね。
来年〜再来年生まれの子をお迎えできれば、
多分ちょうどよいのです。

イネス、アリス、リンダは、一目惚れで問い合わせ、
他にもお問い合わせがあったにも関わらず、
うちに来てくれることになったし、
ジュリーと勘三郎は、目が開く前の写真で決めて、
望み通りのノルに成長してくれたので、
きっと、また、よいご縁があることでしょう。

なんだか、父猫、母猫たちがバタバタと死んでしまったらどうしよう、
と、焦りや恐怖を感じていたのですが、
そんなことは、普通に考えたら起きないし、
突然死ばかり発生するような家系ならば、
そりゃ、廃業したほうがいいよねえ、と思い直しました。

猫よりも、ボロボロのバラをなんとかしてあげなきゃ。
梅雨があけて、強い日差しが照りつけたら、
半分くらい枯れてしまいそうです。
鉢バラにも、寒暖差は過酷なんですよね。
エアコンの室外機の熱風とか、
道路からの照り返しとかから
避難させてあげたくても、庭が狭いので、
どうにもなりません。
みんな、なんとか、夏を乗り越えて。

posted by RIEN at 06:14| 東京 ☁| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

何かに呪われてるのかなあ。

2020年に勘三郎が7歳になるので、それまでには
次の男の子を探さなくては、と、昨年くらいから思っていました。
そして、現在、勘三郎としか交配できない女の子も多く、
勘三郎に万一のことがあると、子猫誕生がストップしてしまいます。
そうすると、貯えゼロの私、あっという間に家賃や病院代が払えなくなります。
なので、今年中に次の子を決めて、
来年中に迎えられるようにしたほうがいいのでは、と
思い始めました。
(海外から猫を輸入する場合、一部の国を除いて、検疫に約1年かかります)

で、まずは、勘三郎の実家に問い合わせたのですが、
ほとんどの猫が、勘三郎と同じ家系ということと、
日本の検疫は大変で、去勢しない男の子を11か月も預かるのはもう無理、
と言われてしまいました。

お友達のブリーダーさんを紹介していただいたので、問い合わせたのですが、
屋外のキャットランがないところには、男の子を譲らない、と言われてしまいました。

リンクをたどるなどして、あちこち探し始めたのですが、
アンバーがたくさん生まれているところもそれなりにあるのですが、
血統を見るとけっこう近親交配が進んでいるので、不安を感じます。

そんな中、猫たち・子猫たちの近交系数が低いアンバー系のキャッテリーを見つけ、
しかも、小町によく似た雰囲気の母猫がもうすぐ出産だというので
問い合わせたところ、出産と同時に全部の子猫の予約がはいってしまったと言われました。
同じ組み合わせの、来年の子猫を待つ?と言われたので、
是非、とお願いし、来年生まれた子猫が再来年うちに来てくれるまで、
勘三郎、頑張ってよーと思っていました。

が、その組み合わせの父猫がリンパ腫になってしまい、余命数か月だと
連絡が入りました。
そのお父さん、まだ1歳なのに。
そのブリーダーさんの現役の男の子は、その子1頭だけなので、
これから、父猫を探すそうです。
が、アンバーの血統は近親交配が進んでいるので、なかなか
これぞ、という父猫がいないんだとおっしゃっていました。

1週間前は、何の兆候もなかったのだと思うので、
突然の発症・宣告だったのだと思います。
ブリーダーさんの悲しみと、早く次の父猫を探さないと、という気持ちが
メールから伝わってきて、私もとても悲しくなりました。
1歳でリンパ腫はショックですよねぇ……。

そのブリーダーさんのお友達のところで、
小町によく似た子猫が生まれていたので、その子にも興味を持ったのですが、
その子にはある病気の遺伝子が見つかったので、ブリーダーではない人に譲りたいそうです。

もう、何かの呪いか??という気もしてきますが、
次の男の子を探し始めてから1か月たっていないので、
まだ、焦る必要はなかろう、と自分に言い聞かせています。
小町に似たお母さんの次の子猫を待ちたい、という気持ちは変わりませんし、
そのブリーダーさんは、近親交配にならないよう気を使っていらっしゃるし
日本の検疫には協力してくださるとのことなので、
もう、他のブリーダーさんを探すのもいったんやめようとは思っています。
(とても疲れるのです)

そして、猫・子猫の病気や死亡に悩んだり悲しんだりしているのは
私だけではなく、他のブリーダーさんも一緒なのだと思いました。
生き物相手にしているのだから仕方ないですよね。

猫のことばかり考えていると、どんよりしてくるので、
玉三郎さんの映画「シネマ歌舞伎 天守物語」で気分転換をしよう!と駅まで行ってから、
眼鏡もコンタクトも忘れていたことに気付きました(弱視に近いド近眼)。
上映は1日1回で、眼鏡をとりにいったらもう間に合わないので諦めました。
なんだかトホホな毎日です。
posted by RIEN at 12:09| 東京 🌁| Comment(5) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月28日

動物愛護法改正・マイクロチップの義務化

動物愛護法が改正され、動物虐待が厳罰化されました。
現行:2年以下の懲役または200万円以下の罰金

5年以下の懲役または500万円以下の罰金、となりました。
たくさんの方々がご尽力されたのでしょうね。
まだ甘いのかもしれませんが、少しでも抑止力が強くなり、
むごい事件が、もう金輪際なくなりますように。

動物取扱業に対する規制も厳しくなりました。
説明事項が増加して、販売できる場所が事業所に限定されました。
(いったんショップやブリーダー宅でご見学いただいて、諸々説明すれば、
その後に販売業者からお届けにあがるのはOKとのこと。
空港や駐車場での受け渡し、
事業所での見学なしで飼い主宅へ販売業者が届けることがNGになるそうです)

そして、販売業者は、動物にマイクロチップを
挿入&登録することが義務づけられ、
飼い主は、その登録情報を変更することが義務付けられるようになります。
販売業者の義務は法的義務ですが、飼い主の義務は努力義務とのこと。
(施行は3年後)

これ、私にとっては大問題でして……。
マイクロチップ自体は10年以上前から全子猫に挿入して、
私の名前で登録し、オーナーさんへの登録変更はしていません。
(オーナーさんが変更しようとすると、獣医師会から私に連絡が入るのですが、
事情を説明し、私の名義のままでお願いしています。
現在は、マイクロチップ挿入・登録が販売者の義務ではなく、
私が勝手にやっていることなので、名義変更しないというのも問題なしです)

そもそも、マイクロチップを入れるようになったきっかけは、
MAIAちゃん(当時茶子ちゃん)が、
譲渡後、伊豆の猫博物館に捨てられてしまい、
たまたま、私がネットサーフィン中に見つけ、
博物館とオーナーさんに連絡を取り、返してもらうことができ、
新たにオーナーさん募集をした、という事件です。
MAIAちゃんは、新しいオーナーさん(SOLくんオーナーさん)のところで
幸せに暮らし、今年16歳になっています!

万一、うちの子猫が、譲渡後にどこかに捨てられてしまって、
警察や動物愛護センターで保護された場合、
マイクロチップの所有者名義を私にしておけば、私のところに連絡が来ます。
もし、名義変更が義務付けられた場合、最悪、うちの子が
愛護センターで処分されてしまう可能性もあり得ます。
(今、処分の件数は各都道府県で大幅に減っていますので、
処分されてしまう可能性は低くはなっていますけれども)

施行まで3年あるとはいえ、心配で、動物愛護センター、
日本獣医師会(マイクロチップ相談窓口)、環境省に問合せました。
(かなり細かくいろいろと質問してきました。
クレイマーみたいでゴメンナサイ)

それぞれの回答を箇条書きにしておきます。

●東京都動物愛護相談センターの回答
条文を見る限り、所有権が移転したら、所有者名義に変更する必要がある。
細かいことは、これから環境省の省令で決められるのでなともいえないが、
販売者名義のままにしておくことはできないのではないだろうか。
ただし、所有権が移転しない、というかたちにするならば、
販売者の名義のままにしておくことはできるかもしれない。
(動愛法ではなく民法の問題になるかもしれない)
質問や意見は環境省に言ったほうがよい。
(環境省の連絡先を教えてくれた)

●日本獣医師会
現在、マイクロチップのデータベースは、過去の所有者を追える構造にはなっていない。
日本獣医師会では、一般人からの個別の照会には応じていない。
動物愛護センターなどで保護した犬猫にマイクロチップが埋め込まれている場合、
そこから日本獣医師会に問合せがくる、というシステムではなく、
愛護センター側でデータベースを検索するようなシステムになっている。
所有者の名義変更が行われた場合、最終所有者しか検索できず、
最終所有者と連絡が取れない場合、過去の所有者をさかのぼることはできない。
(現在は、登録、変更は日本獣医師会が行っているけれど、
そのデータベースを検索できるのは、愛護センターなど限られたところのみ。
個人情報の問題があるので、当然一般公開はしていない)

現在は、マイクロチップの申請用紙の作成、データベース管理を
日本獣医師会が行っているが、法改正後はいったん環境省の管轄になるはずだ。
それから、再度日本獣医師会や他団体になる可能性はあるが、
そのあたりから、今は何も決まっていないので、
質問や、意見は環境省に言ったほうがいい。

ここで、「うちで生まれた子が捨てられた場合に連絡が来るようにしてほしい」と
再度申し上げると、「実は私たちにとっても頭の痛い問題なんです」とのこと。

私以外にも、犬猫ブリーダーで万一の時に自分に連絡が来るようにしたい、と
ブリーダー名義でマイクロチップ挿入・登録をしている方々がいる。
保護団体でも、せっかく譲渡したと思ったら、
その子が捨てられたり虐待されたりという事件があり、
保護団体名義でマイクロチップ挿入・登録しているところがある。
ショードッグの場合、所有者とハンドラーの住所が異なることも多く、
犬が、ハンドラーのもとで過ごす時間が長い場合があり、
そういう場合の名義も問題になりうる。

そういったことは、環境省がどのように省令を定めるかの問題で、
申請書にどんな欄を作るか、も含めてこれから決まる。
申請書に新たな項目として、所有者以外に「動物の所在地」が
できることは決まっている(狂犬病予防法とそろえるためだと思われるとのこと)

●環境省 (法改正に深くかかわったといいう方が電話に出てくださった)
省令が定められるまでのスケジュールだが、
逆算して考えると、おそらく令和3年6月頃に細則が定められ、
秋ごろにパブリックコメントを募集し、翌令和4年に施行されるだろう。
パブリックコメントで意見を言ってもいいし、
今の段階で、メールなどで環境省に意見を言ってくれてもいい。
この電話も、今後の参考にするが、環境省あてに再度メールをいれると
スタッフ皆で共有できるだろう。

私、他のブリーダー、保護団体が、
譲渡後の遺棄を恐れていることはよくわかった。
なるほど、そういう問題はあり得ると思うし、
新たな所有者への名義変更を義務付けることにより、
遺棄された犬猫が処分されるような事態は避けたいと思う。
遺棄された場合は所有権放棄とみなされると思うが、
そのような場合は、過去の所有者をさかのぼって連絡が取れるような
仕組みを考えたいと思う。

覚書、ここまで。

環境省の方は、とても丁寧に話を聞いてくださいました。
動物愛護センターの方に、所有権を移転しないで猫を渡す、という
ケースを示唆されたので、民法をちょっと探してみましたが、
使用貸借にしても寄託にしても実情とあわなそうです。

私も、所有権にこだわっているわけではなく、
万一の場合に、私にも連絡が来るようなシステムにしてくれれば
それで問題はないので、環境省にメールを送り、
省令案が出たらちゃんとチェックし、パブリックコメントを送ります。
それでだめなら、コスモスさんに相談して、譲渡契約の方法について
民法でなんとかならないか、考えることにします。

私のブログをご覧になっている方に、
ブリーダーさんや保護団体の方はあまりいらっしゃらないかとは思うのですが、
もし、私と同じ問題意識をお持ちの方がいらっしゃったら、
是非、環境省に意見メールを送ってみてください。
もしくは、令和3年にパブリックコメント募集された時に
意見を送ってみてください。

環境省の窓口
https://www.env.go.jp/moemail/

今回の件の問合せ先は、自然局 動物愛護管理室 だそうです。

動物虐待の厳罰化や動物取扱業者の規制強化については、
多くの方が問題意識を持たれて、署名運動に参加されたり、
パブリックコメントを寄せたりされていると思うのですが、
マイクロチップ義務化の上記問題点については、
あまり話題にならないと思うのです。
法の抜け道ではなく、落とし穴になってしまいそうな部分だと思うので、
誰も話題にしてくれなくても、環境省に意見し続けます。
(ペットのためにマイクロチップを義務化したのに、
そのペットについて責任を取りたいという人間・団体を
データベースから除外することになってしまうのは、問題ですよね!)
有難い民主主義の国ですから、決まった法律は守ろうと思うのですが、
決まる前にできることはやっておこうと思います。

最後に、念のため。
うちの子猫たちのオーナーさんのことは、99%以上信頼しています。
信頼している方にしか子猫をお譲りしていません。
でも、状況の変化、というのは万人にありうるのです(私にも)。
オーナーさんが事故や病気で亡くなって、ご親族の方がいやいや猫をひきとって
遺棄したり、脱走してそのまま、、、ということだってあり得ます。
あまり想定しがたい状況ではありますが、MAIAちゃんの前オーナーさんも
ご見学にもいらしてくださって、いい方だと信頼してお譲りしているので、
やはり、万一の場合に、猫が私のところに戻ってこられる方法、を
残しておきたいのです。どうぞご理解くださいね。

あっ!
環境省がマイクロチップ申請用紙を作り直すならば、
猫のカラー表記についても意見しておこうかな。

現在、猫の毛色コードは、
茶、黒、白、シルバー、ゴールド、クリーム、
白茶、白黒、茶トラ、キジトラ、サバトラ、三毛、
その他、の13種しかないのですよ。

猫種として、ロシアンブルーがあげられているのに、
毛色に、ブルーはおろか、グレーもないのですよ!!
キジトラ&ホワイトも、サビ猫(ホワイトなし)も、
ブルーもアンバーもクラシックタビーもすべて「その他」。
長毛か短毛か、という項目もないし。
もう少し、なんとかならんものですかね……。

なんだか長文の記事ばかりで、猫の写真や動画をアップしてなくてすみません。
来週は、もう少し猫の写真や動画をアップしたいと思います(努力目標ということで……)
posted by RIEN at 22:07| 東京 ☁| Comment(0) | 女中(RIEN店長) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする