今日11月29日のお昼前に、アリスが息をひきとりました。
利尿剤を飲ませたせいか、おトイレが近くなってしまって、
ヨロヨロしながらも自力で酸素室を出てトイレに行くのですが、
戻る途中で倒れている、ということが昨日も何度かありました。
それでも、酸素室に戻して少し呼吸が落ち着くと、
シーバを食べてくれていたので、少なくとも11月は越えられるかな、と思っていました。
夜中も、トイレに行った帰りに行き倒れになってはいましたが、
酸素室に戻すと呼吸がなんとか落ち着いていました。
今日の朝は、酸素室にいても開口呼吸になってしまう状態で、
利尿剤や補液はやめて様子を見ていました。
他の部屋の猫たちの世話や掃除をしつつ、
ちょこちょこアリスの様子を見るようにしていたのですが、
子猫部屋の掃除から戻ったら、
アリスがトイレに行こうと酸素室を出て倒れた状態で、
ほぼ息をしていませんでした。
抱き上げたら大きく息を吸って、それが最後でした。
看取ってあげたことになるのかどうか……。
「遅いッ! 誕生日のコンビニケーキもそうだけど、
今際の際までアンタは使えないんだからッ!!」と
アリスに怒られているような気がします……。
そんな間抜けな私と裏腹に、アリスは、
大手術のあとも8か月間元気にカフェで接客してくれて、
余命宣告後もそんなふうにはまったく見えず、
最後の最後まで自力でトイレに行こうとし、
私にほとんど手をかけさせない、という
あっぱれな臨終でした。
朝日新聞に掲載されていた樹木希林さんのインタビューの
最終回タイトルが「これまでの人生上出来でございました。
これにておいとま致します」だったと思うのですが、
アリスもそんな感じで、この世にいとまを告げていった気がします。
性格的にも、アリスは樹木希林さんっぽい気が……。
樹木さん、あけすけにものを言う方だったようですが、
愛情深い方でもあったようで、そんなところもアリスに似ている、じゃなかった
アリスが樹木さんに似ているような気がします。
コワモテの割に甘えん坊で、なでると嬉しそうにゴロゴロ言う姿を
覚えている方もいらっしゃることでしょう。
ここをなでろ、と頭を回しててのひらにこすりつけてくるくらい
なでてもらうのが好きな子でした。
アリス、いままでありがとね。
スーやリルケや弁慶たちによろしく。
あっちでは、ノワ(我が家の17歳の雑種の子のほう)をいじめないでね。
そうそう、ついさっき、アリスの孫の魔鈴の声が
アリスそっくりであることに気づきました。
ノルはあまり鳴かないこともあり、声が似た子、というのは
あまり記憶にないので、驚きつつもなんだか嬉しいです。
猫が亡くなっても、その子の親戚猫に囲まれている私は、
なんだかんだ言って幸せだよな〜と思います。
(その点、ラン・スーの子孫を残せなかったことが残念です。
ま、レオ、テオ、ミキと、ラン、スーが親戚なので、
血縁のある猫が皆無ではないのですが)
posted by RIEN at 22:02| 東京 ☁|
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モモエ
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