4月9日午前1時20分頃、弁慶が永眠しました。
生後2か月頃、ワクチン接種時の聴診で心雑音が聴取され、
肺動脈弁狭窄症と診断され、その後肥大型心筋症となり、
5歳頃からずっと心臓の薬を飲んできました。
年々心筋が肥大し、心室が狭くなっていき、
10歳まで生きられないだろうと思っていましたが
ずいぶんと頑張ってくれました。
何年か前、肺炎で入院し、肺の一部が壊死したような状態になり、
いつ、酸素室から出られるかわからないと言われたため、
酸素発生器を購入し、自宅に酸素室を作りました。
酸素は空気より重く、下に沈むため、
上部に出入り口を設けて、出入り自由にしたところ、
だんだん、酸素室から出てくる時間が長くなり、
酸素発生装置をオフにしてもOKになりました。
(子猫の具合が悪くなった時、
気管を圧迫するような腫瘍ができたリルケやスーなど
酸素発生器はその後も活躍してくれました)
昨年の夏、弁慶が開口呼吸をするようになり、
酸素室に入れましたが、出てくる時間が長くなり、
そのうち、全然酸素室に入らなくなり、スイッチをオフにしました。
同じようなことが、秋にもありました。
そして、今年に入ったあたり、ずいぶん体重が軽くなってきて、
獣医さんに相談したところ、近いうちに心臓専門の先生を呼んで
院内セミナーをするので、その時にモデルとして診てもらってはどうか、と
ご提案をいただきました。
それが3月24日に決まった頃、また開口呼吸をするようになりました。
酸素室に入れると、ほとんど出てこないようになり、
トイレなどで出てきても、開口呼吸になってしまう状態が続き
3月24日までもたないのでは、と思いました。
3月24日なんとか心臓の専門の先生に診ていただくことができましたが
「涙ぐましい心臓(心筋が肥大し、心室がほとんどなく、よく動いているなという状態)だが、
開口呼吸や体重減少の原因は心臓ではない」とのことでした。
エコーで診ていても、開口呼吸が激しくなってしまうので、
ささっと診察して、酸素室に戻したそうです。
酸素室にいても開口呼吸になってしまうので、
安楽死も視野にいれつつ、何かできることはないかと獣医さんに相談したら、
気管支拡張剤の注射をご提案いただき、自宅で注射するようになりました。
少し楽になっているような気もしたし、
亡くなる3日くらい前まで、少量でもごはんを食べ、
ササミなど好物を出すととても嬉しそうにしてくれました。
最後の3日くらいは、本当に苦しそうでしたが、
安楽死のために病院に行く途中・待っている間に亡くなってしまいそうで、
それなら、自宅で看取ったほうがいいかも、と思って
4月9日まで頑張らせてしまいました。
もっと早く安楽死を選んでいればよかったような気もしますが、
最後まで付き添ったという、私の満足感はあるような気もします。
安楽死については、なかなか答えが出ないものですね。
(私自身・私の両親が癌の末期になったら、安楽死の選択肢があったほうがいいので、
日本もオランダのように、安楽死を法制化してほしいと思っています。
私の両親もそう考えていると思います)
弁慶は、イリカと東風くんの息子で、スーの孫です。
兄弟は昴くんだけですが、昴くんは数年前に心筋症でなくなっています。
スー、東風くん、昴くんと今頃再開しているのでしょうね。
長く生きられない子だと思って、ずっと私の部屋で過ごさせていて、
寝る時は、私の胸の上に乗ってきました。
MAX5キロ以上あったので、重くて大変だったのですが、
その重みがだんだん少なくなってきて、
酸素室から出てくることもなくなって、
最後は小さなお骨になってしまって、
とってもとっても寂しいです。
手(前足)を握ると、ぎゅっと握り返してくれる子で、
それをおやすみの挨拶にしていたのですが、
それがなくなってしまったのも寂しいです。
アリスの乳腺腫瘍が手術したばかりというのに再発し、
(乳腺は全摘したといっても、乳腺細胞が残っていて、
これ以上とると皮膚がなくなるギリギリまで取っていただいたけれど、
取りきれなかった部分があるようです)
寛解したと思ったイネスのリンパ腫も再発し、
猫の数だけお別れがあると、頭で理解してきたつもりでも
実際に、その時期がくると寂しいものですね。
とはいえ、木々の新緑はまぶしく、バラたちがツボミをつけ始め、
世界は生命力にあふれています。
どんなに死が続いても、生命のほうを向いていかないとね。
2018年04月10日
2017年04月20日
2016年12月30日
2016年年末の弁慶
心臓は悪いですが、とても元気です。
私が寝ようとすると、いそいそとやってきて
胸の上に陣取ります。
私は睡眠導入剤を飲んでしまうので、
少々重くても寝てしまうのですが、
寝返りをほぼほぼ打たないこともあり、
朝起きると、背中や胸が痛いです……。
秋頃から、四十肩らしき痛みも始まり、
(朝、髪をとかして結うのが辛い)
それも朝が一番ひどいので、
朝は上半身がガチガチです……。
ストレッチと朝風呂で解消するので、
その時間確保のためにも、早起きになりました。
私のことはさておき、心臓の壁がかなり肥大していて
肺も一部壊死しているっぽい弁慶が
なんとか年を越せそうなことが嬉しいです。
明日、子猫部屋(に弁慶もいる)の
ケージをどかして大掃除したら、
酸素室をちゃんとセッティングしておこうっと。
(ナッツきょうだいが破壊した、ケージの目張りや
ビニールシートを修復しなくては)
上に乗られると重くて寝苦しいのではありますが、
もし、この重みがなくなっちゃったら、
とってもさびしいと思うので、
できる限り長生きしてほしいものです。
2016年05月07日
2016年の弁慶
2014年07月27日
酸素室を作りました
7月1日の夜中だったでしょうか。
弁慶の呼吸が荒く、開口呼吸になっていたので
慌てて病院に連れて行き、酸素室に入院させました。
レントゲンだと、肺に水がたまっているような画像だけれど
エコーで見ると水はない、という状態で、
院長先生も首をかしげ、
画像診断を得意とする獣医さんの
セカンドオピニオンをとってくださいました。
それによれば、「無気肺」という状態で、
片肺が機能しなくなっているそうです。
(縁寿くんもそういう状態だったような記憶があります「)
治療としては、酸素室にいれて、
抗生物質を投与して様子を見て、
肺が機能するのを待つということになるそうです。
いつまで酸素室にいればいいのかはわからず、
ずっと酸素室入院では、治療費がものすごいことになってしまうので、
酸素発生器を購入し、自宅に酸素室を作ることにしました。
(レンタルでも半年以上になるなら買ったほうがやすい)
ケージの側面をビニールで覆って、
ケージ上部から酸素をいれるようにしており、
猫もケージ上部から自由に出入りできます。
酸素は重いので、上に開口部を作るのは問題ないそうです。
現在、弁慶は退院し自宅酸素室にいます。
酸素室上部から自由に出入りできるようにしているので、
時々出てきてつめを研いだり、
エアコンの風に吹かれたりした後、
また、自ら酸素室に戻っていきます。
息が苦しくなると戻っていく雰囲気です。
そして、酸素室は子猫たちの人気スポットにもなっています(笑)。
酸素が濃いと気持ちいいのでしょうか。
安いものではないのですが
(我が家の安物冷蔵庫や洗濯機より断然高い)
我が家、子猫が肺炎になることもありますし、
高齢化社会ですから、ターミナルケアで
酸素室があったほうがいいこともあるでしょう。
酸素室があることで困ることはないはず、です。
酸素室が必要な猫がいなければ、
私が酸素を吸入して健康に役立てましょう。
(もともと人間用の健康器具です)
頭痛の時など、高濃度の酸素を吸ったら
楽になるんじゃないかしら。
弁慶の肺がきれいになってくれるといいのですが。
弁慶、ちゃんと一緒に桜新町に引越ししようね!
弁慶の呼吸が荒く、開口呼吸になっていたので
慌てて病院に連れて行き、酸素室に入院させました。
レントゲンだと、肺に水がたまっているような画像だけれど
エコーで見ると水はない、という状態で、
院長先生も首をかしげ、
画像診断を得意とする獣医さんの
セカンドオピニオンをとってくださいました。
それによれば、「無気肺」という状態で、
片肺が機能しなくなっているそうです。
(縁寿くんもそういう状態だったような記憶があります「)
治療としては、酸素室にいれて、
抗生物質を投与して様子を見て、
肺が機能するのを待つということになるそうです。
いつまで酸素室にいればいいのかはわからず、
ずっと酸素室入院では、治療費がものすごいことになってしまうので、
酸素発生器を購入し、自宅に酸素室を作ることにしました。
(レンタルでも半年以上になるなら買ったほうがやすい)
ケージの側面をビニールで覆って、
ケージ上部から酸素をいれるようにしており、
猫もケージ上部から自由に出入りできます。
酸素は重いので、上に開口部を作るのは問題ないそうです。
現在、弁慶は退院し自宅酸素室にいます。
酸素室上部から自由に出入りできるようにしているので、
時々出てきてつめを研いだり、
エアコンの風に吹かれたりした後、
また、自ら酸素室に戻っていきます。
息が苦しくなると戻っていく雰囲気です。
そして、酸素室は子猫たちの人気スポットにもなっています(笑)。
酸素が濃いと気持ちいいのでしょうか。
安いものではないのですが
(我が家の安物冷蔵庫や洗濯機より断然高い)
我が家、子猫が肺炎になることもありますし、
高齢化社会ですから、ターミナルケアで
酸素室があったほうがいいこともあるでしょう。
酸素室があることで困ることはないはず、です。
酸素室が必要な猫がいなければ、
私が酸素を吸入して健康に役立てましょう。
(もともと人間用の健康器具です)
頭痛の時など、高濃度の酸素を吸ったら
楽になるんじゃないかしら。
弁慶の肺がきれいになってくれるといいのですが。
弁慶、ちゃんと一緒に桜新町に引越ししようね!